表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の異世界で成り上がり  作者: 猫ニクス
3/22

3→化け物

何が起こったかはわからないが、俺が引きこもっている間に何かしらの出来事があったのは確実だ。

この惨事の手の掛かりや他の生存者を探す為に〈真眼〉を発動させる。

使うのは視界分割と遠視だ。


ーーこの辺りには何も無い。


「範囲を広げるか」



ーーーー!

範囲を広げた視界に、何かが写った。

生存者かと思ったが違った。

その生物の上半身は人型だったが、頭部に眼が複数あるし背中部分からは触手のような物が突き出ている。しかも、下半身はカマキリのようになっていて細い脚がズラリと並んでいる。

まさしく化け物。


「絶対あいつが原因だろ……」


そいつは現在、人だったであろう肉塊にかぶりついていた。

たぶん食事中だろう。こちらには気付いていないみたいだったので、今の内に出来るだけあの化け物から離れよう。

俺は化け物がいた東町と反対側に歩を進める。


これからどうしようか。

疲れない程度に走りながら考える。

幸いにも俺の家は無事だが、襲われるのも時間の問題な気がする。かと言って絶対に安全といえるような場所も思いつかない。

というか、何で俺の家は襲われなかったのだろうか。など、いろいろと謎が深まるばかりだ。


まぁいいや。答えの無い謎を解こうとするよりも、今どのように行動するかだ。


ーーぎゅるるるる……腹が鳴った。


「とりあえず腹減ったし、カップ麺でも探しに行くか」


こうして俺は西町の売店へ向かうことにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ