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あなたの常識がくつがえる「学芸員古沸妖の妄想宇宙論」  作者: 赤木 爽人
3.何はともあれ作用と反作用
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根底にあるもの[2]

 物質同士の作用と反作用はその時その時の瞬間に起こらないと世界が無秩序になってバラバラになる。

 だがどうでしょう、お客様が店先からエンピツを盗んだとして、逃げおおせたら瞬時に悪い事をした報い、つまり、作用と反作用は働かない事になる、でも、そのうち警察が捜査して捕まる。

 ここで重要なのは肉体でなく心が発端となって行動した結果の事なんですな、よく魂は永遠だというでしょう、死んでも無くならない、という事は瞬時に反映させる必然性がないから逃げおおせるんです。でも、その報いは必ず受けないといけない。

 この場合逮捕ですな。

 魂が永遠で輪廻転生が起きてるとすると、その人生での行いで償いきれなかったら次の人生で償う課題を持たらせられると考えるのが必然ではないですかね。

 じゃないとみんなやりたい放題、秩序なんてあったもんじゃない、それこそ世の中無茶苦茶になりますがな。

 もっとももはや、現世は無茶苦茶になりかけてますが…嘆かわしい。

 じゃあここで大切なのは、何が良い行いで何が悪い行いなのか、つまり善悪は何を基準に考えないといけないのかって事なんですが、それは後々出てきますからお楽しみに、へっへっへっ…。


 ここでいいたいのは、物質にしろ、心にしろ、空間にしろ、全ては作用と反作用を基準にして釣り合うように働くってことです。

 でも心の場合、釣り合ってばかりじゃ成長が無い、良い事をした場合は良い事として帰ってくるからやりやすい、でも悪い事をした場合──良い事ばかりができる人間なんてそうそういないでしょう? 現世ではなんだかんだ自分のために他人を犠牲にしてしまう。

 その行いに釣り合うように報いを返して、それから更に一歩でも一ミリでもいいほうに成長しないといいけない、これが日常に追われているとえらく難しい。

 そこで考えなくちゃいけないのは「何のために現世に生まれて生きているか?」って事なんですが、それも後から出てきます…へっへっ…つまり、出し惜しみですな…なーんてね、そうじゃなくて順々に考えないと混乱で頭がおかしくなるから、後ほど後ほど…。


 作用と反作用、それに伴う釣り合いっていうのは物質だけじゃなく、魂や心といったこの世にある全てにかかるんじゃないか? ──というのが妄想宇宙論の根本にあると思って頂きたいんです。はい。



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