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あなたの常識がくつがえる「学芸員古沸妖の妄想宇宙論」  作者: 赤木 爽人
9.大切な事は何か?
36/37

人間とは?[1]

 宇宙を紐解くというのは実は人間を考えるっていうことだったんです。

 そりゃそうですよね、人間も宇宙の一部なんですから、人間の取り巻く状況を見ていけば、繋がりがあるはずなんです。


 ここで最後に最も大切なこと。


 自転車は漕ごうと思わなければ進みませんよね、信号は見ようと思わなければ見れません。

 だけど、自転車は下を向いていたら進めません。前を見るから進めます。でも信号に差し掛かって、まわりの風景を全て見ていたら信号を見落とします。

 これは目が見えない方は、他人の目を借りたり自分の感覚を頭に描いて同じように行動しています。これは比喩であって決して障害者への差別的発言ではありません。

 もちろん障害も含め、多様性があるという事は行動の方法は違ってきますが、本質は、しようと思わなければなにもできない生き物なんです。

 つまり周りの風景を見ていても、意識して見ないようにしているから信号に集中できるんです。

 友達と話していたって、本を読んでいたら話しかけられても雑音にしか聞こえません、聞こうと意識して初めて内容が理解できるのです。

 机のりんごをとる時だって同じです、大雑把に机をみてから、りんごだけを意識して取ります。この瞬間に横にあるテレビに意識がいくと取れません。

 つまり人間は、

『見ようと思わなければ見られない』

『聞こうと思わなければ聞こえない』

『動こうと思わなければ動けない』

生き物なんです。

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