ビッグバン[8]
ただそこまで行くのはまだまだ時間がかかるでしょう、「一点の悪」も残してはいけないのですから…。
ただ子孫を増やせないという点においては、新しい魂の活動の場が増えない。
だから少数派であるだけで、根本的に愛を学ぶという行為ができれば何も間違いはないし、障害、病気、貧困、全てのものが愛を学ぶ為の試練であり、生物の多様性の一つなのでしょう。
しかし──言うのは簡単ですが、特に障害や病気、貧困に直面している当事者はかなり辛い。
でもそれも今回の現世だけの経験です、あの世に戻れば一切試練がなくなると思って、現世を前向きに生き抜いてもらいたいのです。
そういった当事者を救おうという人もたくさんいるでしょう、当事者は周りに課題を提供してくれているのです。だから当事者でない人は感謝を持って当事者と接し、お互いに愛を向上させないといけないのです。
──できることから一歩づつ…お互いが一歩でも一ミリでも向上しないといけない。
たった一つの愛から宇宙ができたという事は、あらゆる命が自分であり、同じ目標に向かって進化する仲間であるという事なのですから…。
──だが、最後に、また疑問が残る。
最初の愛はどういう必然性から生まれたか? です。
全くわからない。想像力の限界です。それこそ神の領域、何も考えつきません。何回考えても想像が及びません。駄目です分かりません。
だが、森羅万象全てのものが同じように愛を持っているならば、きっと全ての答えは自分の中にある。
それこそが個々に植えつけられた神性なのではないか。




