表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたの常識がくつがえる「学芸員古沸妖の妄想宇宙論」  作者: 赤木 爽人
6.人はなぜ生きるか?
20/37

受け取った事[1]

 この出会いにはこの宇宙論の骨子を形作る全ての要素が入っているのです、お判りですか?

 もちろん館主だってすぐにそこまで気がついたわけじゃない、入り口は『驚き』からですが、ずっと自分の人生と照らし合わせてきて、ようやくわかったんですが…。


 ──まず、心と肉体の関係ですな、感情はあっても肉体が作用しないと表現できないんですな現世では、でも心はきちんとあるんです。肉体とは別に。少女はそこの事を伝えたくてお母さんに心を代理してもらっている。

 ──お客様さま、お客様に生きている意味があるからには、少女にだって生きている意味がないといけない──それは何か?

 キーになるのが死に切れなかったというお母さんの言葉ですな。

 何故か?

 産んだからには「生きる」意味がある、権利がある、それを助けてあげられるのは自分しかいないという少女に対する「愛」ですな、その「愛」が死ぬのを踏みとどませた。

 その結果、普通に生きることの奇跡、素晴らしさを少女は周りの人に伝え続けているのです。

 そして、お医者さんはじめおそらく多くの看護師さんが関わっているのが想像できましょう、そこにあるのも単なる仕事だけじゃなく、「愛」でしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ