ファンタジー世界に未来兵器を創って使っていいですか?
今回は未来兵器の紹介ですね。
「ああ…頼んだ」
時間稼ぎって意味でな。
そして俺は地面に叩きつけられた。痛覚は切っているので痛く無いぜ。
スキル発動 リスポーン
リスポーンはファンタジー級のスキル。創造スキルで創造した物だ。効果は名前の通り自分の好きな場所に再出現できる。今回はダンジョンの入口に再出現した。
「あーあ、疲れたわ。ちょっと休もう」
この間に久し振りにステータスの話をしよう。
種族 ハイヒューマン 性別 男 年齢15
名前 加嶋正時
所属 第〇〇〇〇〇異世界の最強の戦士の一角
アルファ王国の無能
ステータス level 10
生命力 10000/10000
魔力 1000/1000
体力 10000/10000
物攻 3000+100000
魔攻 1000
物防 3500+1000000
魔防 1000+1000000
筋力 100+10000
精神力 1200/1200
速力 1000+10000
器用 15000
知力 120000
魅力 3000
スキル
ノーマル
レア
瞬間記憶 lv MAX
速読 lv MAX
並列思考 lv MAX
透視 lv MAX
脳内整理 lv MAX
スペシャル
言語完全理解 lv MAX
鑑定 lv MAX
ユニーク
変次元化 lv MAX
読心 lv MAX
念話 lv MAX
瞬間移動 lv MAX
レジェンド
異世界の戦闘の集大成 lv MAX
異世界の知識の集大成 lv MAX
異次元収納 lv MAX
マップ表示 lv MAX
ファンタジー
創造 lv 5
リスポーン
称号
女を選ぶ者
我が道を進む者
創造者
新しいスキルを三個創った。その説明をまずしよう。
一つ目はリスポーンこれは説明したのでとばす。
二つ目はマップ表示だ。ゲームのようにマップが表示される。こいつのいいところは知りたい事は全てここに載るからだ。敵は赤で表示し、味方は青、仲間は緑だで表示される。
三つ目は異次元収納だ。名前の通り、無限に物が収納できる。生き物は入らないとか変な設定はない。
さて、次は装備についてだ。
JEaCS-00
これはジャパンエロクトロニクスウェポンカンパニースーツの略称だ。このジャパンエレクトロニクスウェポン社は日本で有数の武器開発の企業で戦争を有利に運べたのはこの企業のおかげだ。
戦争の前から武器開発を行って大成功をおさめていて、戦争の情報を聞いた途端に武器の生産を始めた。宇宙にはこの情報がなく、戦争中に実際に使用され、初めてレールガンの存在が認知された。そして圧倒的な火力と持久力にJEaCの名を宇宙じゅうに知らしめた。
ジークはレールガンの産みの親であり、ジークスーツダブルオーも開発、生産している。それがこの俺が創造したものなのだ。
こいつのフルフェイスヘルメットは胴体のスーツと連結していて、装着すると自動で頭に被ることができる。このヘルメットは超高性能コンピューターが内蔵され、敵を自動でロックオンをして、動けば追尾してくれる。また、このロックオンは銃のエイムやミサイル、ロケットにも使うことが可能だ。それだけでなく、暗視、サーマル、敵の移動予測、弾道予測、速度や体温、武器の状態、エネルギー残量などがみられる。武器は登録すれば状態の確認ができる。これら全ての処理速度は1/100000秒というスピードで処理する。
次はボディスーツを紹介する。
背中にバックパックがあり、ここに弾薬、食料、水、大量のバッテリー、エネルギー変換器、充電器、弾薬補給機能、大量の弾倉が収納されている。
スーツを脱げば自動的にバックパックに収納されまとまる。装着時は自動でボディスーツに登録した登録者に装着される。
このバックパックは粒子をねじ曲げ、物体が同じ空間に存在できるようにしている技術を使っているので、驚くほど入るのだ。某青い猫が持っているポケットのようだ。
エネルギー変換器は水、空気、粒子、波動、熱、光、重力で発電しエネルギーを生み出す。この過程で酸素が生成される。この発電技術は発電所が困る程の性能だ。これが、補給要らずのシステムの全容だ。
バックパックからボディスーツの左を伝い腰まで伸びている管をレールガンのマガジンが通過し射出される。右はレールガンのバッテリーが射出される。
圧倒的な俊敏性能を出すためにボディスーツの表面に目立たない程の小さな噴出口を設け、ブースト移動を可能にした。エネルギーはいくらでもあるのでブーストに制限はない。呼吸や冷却のために胸と頭の口の部分に左右対称に排出管がある。排出するときだけ、管が持ち上がる。
関節部を守るため一ミリの同じ材質の板が連結され防御力に違いは出ないよう設計されている。腕の部分に高周波ブレードが装着でき、使うときに射出される。また、スーツと同じ材質で武器と有線接続され電力が供給することも可能だ。俺の持っているヒートソードも装備可能だ。レールガンも出来るが取り回しが悪くなるから、俺は使わない。
防御力は核爆発も無傷だし、レールガンの対兵器弾も5発は防げる。ノーマル弾の最高出力で、100発まで耐えられる。また、吹っ飛ぶ程の衝撃を受けた場合、装着者を護るために関節がこれ以上曲がらないようにスーツがロックをかける。
筋力、速力、魔防、物防、筋力の増加がボディスーツの効果だ。
JEaCgan-00(ジークガン・ダブルゼロ)はレールガンの名前だ。
専用バッテリーは円柱形でバックバックと同じ技術を使い、1GAの超大容量バッテリーを実現した。Aに変換すると10億Aだ。途方もない量だと改めて思い知らされる。もう、こいつを投げれば充分過ぎる兵器だと思う。
でも本当は容量を幾らでも増やせるらしい。どうやら企業の思惑でバッテリーを売りたいらしくて、容量を下げているらしい。当時はジーク社しかレールガンの製造は無かったけどライバル社の出現を予想して稼いでおきたかったらしい。
使用弾薬も目ん玉飛び出で、喋っちゃう程の性能で、これまたバックパックの技術を使って同じ大きさなのに質量は二倍三倍となり威力は上がっていく。弾は標準で5発分含んでいる。それがまたお馴染みの技術が使われたマカジンに50000発入るのだ。それでも俺には足りなかったぞ?(ゲームの戦争は完璧に再現されているので、主人公はさも武器を実際に使ったような言いかたができるのです)
何せ、毎秒5000発だからな。アホだろ、もっと連射力下げろよと思う。まぁ、対ボディスーツ用に連射力を上げているんだろうけど。
さぁ、この期待に応えてくれた研究者がレールガンに毎秒500発に調節出来るようにレバーを着けてくれたが、特に持久力に違いは無いと文句をつけたら、レールガンに弾一発に含まれる五つの弾を分離出来る調節機能をつけ、全て五つに分離すれば250000発射できるようにしましたと発表したら当時の軍人は小躍りして喜んだらしい。
実はこの弾もちの悪さも企業の儲ける為に仕組んだことで、弾倉の容量を減らしてより沢山の弾倉を買ってもらう商法だった。さすが、ジーク社だ。やることが小賢しい。レールガンに弾倉自動装填システムがあり、ボディスーツから射出された弾倉が吸い込まれるようにリロードされる。
弾速は標準消費エネルギー20万Aで、毎秒1000キロメートルで、射程は100キロメートルだ。このハイスペック故に弾道予測がいらないのだ。狙撃手も涙目の性能だ。
後に、ジーク社が無重力板を張った弾を発表して、弾道落下の予測が要らなくなった。
標準弾を発売してから、5カ月しか経ってないのにこれを発表したらしい。何故かは言わなくてもわかるよね?
レールガンで消費エネルギーを多くすればもっと早く弾を強力に発射できる。弾の大きさは様々あり、対兵器弾は重量5キログラムで直径8cmの化け物弾だ。後に通常の大きさで着弾時に爆発を起こしたりなど、様々な弾が開発されたな。この武器を持っているだけで他国の軍事兵器は全て無力化できる。なんせ、標準弾5発以内で兵器はイチコロダ。
レールガンは正にチートだ。だからこそ、規模が広すぎる宇宙大戦争でも、短期間に終結できたのだろう。
レールガンは奥が深いですね。
次は磁力フィールドについて話そう。
これは俺の母さん加嶋春子が開発したものだ。
磁力を増幅し弾の運動エネルギーを消失させる素晴らしい装置だ。この技術は5年後にボディスーツに標準装備に採用されている。ジークス-52だったかな。また、無重力板と母さんの磁力装置でブースト移動に取って変わり磁力を増幅させ移動する技術が開発され、ジークス-53に採用された。この技術で移動の静音化に成功した。
今更ながら左の数字は宇宙暦の年数で右は開発された順番の数だ。レールガンも同じくナンバリングされている。
次は高周波ブレードだ。
握っていても、揺れが感じない程高周波で切れないだろうものが切れてしまうブレードだ。接近戦闘でボディスーツを着ている相手でも切り裂くことが数回同じ箇所に切りつければできる。また、高周波ナイフもあり、ボディスーツの隠し射出口から発射できる。これは相手に捕まった時に使うものだ。
ジークキャノン-00
こいつはバックバックに装着し、狙う場合、バックパックから肩に移動し、ヘルメットのターゲティングで、エイムができる。設定で自分の手で持つことができる。弾薬はバックパックで自動装填できる。手動でも可能だ。
破壊力はマジでイカれている。普通のロケットランチャーの弾でサッカーグラウンドを破壊し尽くすほどの威力だ。
弾の含有数を増やしたり、種類を変えれば核兵器を越えるのは容易いほどだ。
貫通力を重視した貫通弾ならコンクリート50メートル貫通する。この貫通力は地下の施設や兵器を破壊するためだ。
次はヒートソードを紹介する。
これもまた母さんから貰った物だ。貰った当時はこれで、正当防衛に使えるとか考えてたけど使うと過剰防衛どころか、殺人罪に晴れて昇級出来てしまうので、とてもがっかりした。それでも俺は使いたいとずっと持っていたので異世界に持参出来たのだ。ふざけて電源を入れて振ったら机を切ってしまってとても叱られた覚えがある。
性能は名前の通り、熱で物を溶かし切るというものだ。ジークス-81型まで、ヒートソードで切り刻むことができた。それほど強力な武器なのだ。
装備は以上だ。
創ったのはボディスーツ、高周波ブレード、レールガン、増量型500000発弾倉、ジークキャノンだ。
しかし、制限があり、弾が創れないから創造スキルを使って材料を揃えて俺の技術力で弾薬を精製した。
こんなチート武器を創ることになるとはね。
管理者に一応聞いておこう
「このファンタジー世界に未来兵器を創って使っていいですか?」
…………
返答が無い。
どうやらアフターサービスは無いようだ。
次回もお楽しみに!