99/200
聖奈美ルート・アパッショナート(17)
――その後、二回戦、三回戦と、俺たちは徐々に決勝戦へ向かって駒を進めていった。やはり、回を増す毎に相手のペアは強力になり、一筋縄ではいかない状況が続くようになってきたが、そこは俺たちのコンビネーションで見事に乗り越えることができた。
そして――ついに顔見知りとの対戦カードがやってきた。
相手は――。
「ふっふっふ~、私たちの実力も侮ったものじゃなかったみたいね。ね? ヨッシー」
「まあ、そうだね。うん……」
「な、何? その曖昧な反応は?」
「自分の胸に聞いてみれば、自然と分かると思うんだけどな~、僕は」
「???」
「分からないみたいだな。――祐喜、ここまでお疲れさん」
「はは、ありがとう吹雪。さっきの試合は大変だったけど、何とかここまで進むことがdきたよ。……もうここで、吹雪たちに決勝を任せてもいい気分なんだけど」
「それはダメよ、せっかくここまで来たんだから。それに、あたしは祐喜と戦ってみたいって思ってたのよ。今まで、祐喜の魔法を見る機会はほとんどなかったからね。だから、ここでリタイアは認めないわ」
「……生徒会長にそんなこと言われたら、止めるわけにはいかないよね~」
「あなたたちの力、あたしたちに見せてちょうだい」
「うん、分かった。全力を尽くして、二人にぶつかってみるよ」
「おう、良い試合にしようぜ」




