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聖奈美ルート・アパッショナート(13)

「いくぞ、聖奈美」

「ええ」

「―――エル・エルバヌス、氷の精霊よ我に力を与えたまえ。――アイスレイン!」

「――エル・エルフィディウス、雷よ、我に力を。――ライトニング!」

 聖奈美が詠唱した氷の雨に向かい、俺は雷の魔法を放つ。ただでさえ威力の高い氷魔法に、雷魔法のエネルギーが合わされば――。

「くっ……!?」

「うわぁっ!?」

 氷と雷は、相性がかなり良い事が練習中で判明していた。聖奈美の放った氷の雨の外側を雷が包み込むことで、外側からも内側からも相手の魔法を打ち砕こうとしてくれる。俺たちのコンビネーション技でもかなりの威力を誇る一撃だ。

「おおっと、これはすごい! 大久保選手、杠選手が放った魔法が、二体のドラゴンの形を崩していきます」

「くっ……何てパワーなんだ……」

「俺たちの渾身の魔法が、あんなに簡単に……」

「――そろそろ、本格的にこっちからも攻めさせてもらうわよ。吹雪、よろしくね!」

「ああ、了解!」

「――風の聖霊よ、我に力を与えん。――ミスト・ホール!」

「ふふ、行くわよ」

 聖奈美が、自信たっぷりの表情で魔法を唱える。


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