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聖奈美ルート・アパッショナート(7)
「あ、聖奈美。私も舞羽たちと一緒に見に行っていい? ちょっと試合がどうなってるのか気になるから」
「ええ、いいわよ。……須藤さん、ダルクも一緒に行かせてもいいかしら?」
「うん、もちろんだよ。じゃあ、行こう」
「じゃあ、また後でな~!」
手を振って、俺たちは三人と別れた。
「ほとんど、学園の時の知り合いが、ここに遊びに来てるみたいだな」
「そうね。後見てないのは……一人だけね」
「……正直あの人は、九分九厘カホラ先輩とペアを組んでると思うんだよな」
「あたしもそう思ってるわ。恐らく、決勝戦で相見えると予想してるんだけど」
「俺もそんな気がする。というか、正直なところ、その人しか思い当たらないんだよ、カホラ先輩がペアを組みそうな相手が」
「実力は言わずもがなだし、一番誘いやすいでしょうしね」
「その壁を越えなければ、優勝は難しいだろうな」
「でも、可能性はゼロじゃないはずよ」
「そうだよな、やれるだけのことをやろう」
「ええ」
……ぐ~。




