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聖奈美ルート・アパッショナート(3)

数にして、大体50組くらい参加者がいた。それを見越してか、大会は二試合同時進行のスタイルをとっている。トーナメントは抽選で決められたようで、俺たちの出番は一回戦の最後の枠に収まっていた。

「数年振りの大会復活に、反響を呼んだのかもしれないわね」

「かもな。さっき遠目から見ても、観客は結構いるみたいだったぞ」

「でしょうね。……観客を楽しませるような試合にしたいものだわ」

「うん、そうだな」

「――お、見つけた。おーい、吹雪~! 杠~!」

 向こうから体のでかい男と、それをトットコ追いかける幼馴染の姿。

「おお、翔。久しぶりじゃねぇか」

「おう、元気してたか?」

「元気じゃなかったら、ここには来てないよ。……お前も、スノーフェスティバルに来てたんだな」

「おう。オレがこんなイベントを見逃すわけないだろう。他校の女の子とかがたくさん集まってくる場だ……チャンスがゴロゴロ転がってるんだぜ」

 こいつ、中身は学生の時のまんまなんだな……。


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