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聖奈美ルート・アパッショナート(2)
……………………。
「……はふ、はふ……」
「――なかなか、美味しいわね。パリパリしてて」
「……アツっ!」
「ふふ、気を付けてね、ダルク」
「うん、ありがとう」
「学生の出し物にしては、まともにできてる方かな~」
「優勝を狙ってるんじゃないかしら? 確か、人気の高かった出し物って、景品とかもらえたはずよね?」
「ああ。パンフレットに付いてるシールを一番多く貼ってもらった出店が優勝らしい。……出てないから、詳しくは分からないけどな」
「去年は何処が優勝したの?」
「どこだったかな~? 確か…………おでんを売ってるところだったかな」
「おでんね~、美味く季節を活かしたのね」
「今年も出てたはずだから、二連覇を目指してるんじゃないかな。難しいだろうけど」
「そっか。ふふ、こういうところでも、熱いバトルが繰り広げられてるのね。マジック・コロシアム2だけじゃなくて」
「彼らからしたら、こっちのほうが燃えるんだろうぜ。俺たちも、負けないくらい燃え上がらなければ」
「頑張ってね、二人とも。……それにしても、結構エントリーしてる人は多かったね」
「そうだな、それは俺も思った」




