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聖奈美ルート・ビエンリズム(2)
「ダルクは、秘書の秘書的なポジションに付いてるんだな」
「はは、ちょっと、ややこしいね」
「聖奈美のこと、これからも頼むな。俺がそこに勤めるまで」
「うん、了解です」
「――はい、できました。明日の試合で勝てるように、カツカレーにしてみました」
「わーい! やった~!」
マユ姉の喜び方は、もはや幼稚園児と変わらないくらいのものだった。
「カレー! カレー!」
「マユ姉、もう少し落ち着け」
「……………………。――カレー! カレー!」
どうやら5秒落ち着くのが精いっぱいのようだった。
「全く、このちびっころは……」
「まあまあ。……じゃあ、食べましょうか」
「うん。――いただきます」
「いっただっきまーす! ――あむっ……もぐ、もぐ……」
「は、早い。もう口に含んでる……」
ダルクはちょっと驚きを見せていた。




