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聖奈美ルート・ビエンリズム(1)
12月14日
[場所:吹雪の家]
「――マジでありがとな。疲れてるかもしれないのに、夕飯作ってもらっちゃって」
「いいのよ、あたしから作らせてって頼んだんだから。それに、ダルクも手伝ってくれたし、ほぼ負担はないわ」
「うーん、良い匂い~。涎が垂れちゃうよ~」
「吹雪、このスプーンを使わせてもらっていいのかな?」
「ああ、大丈夫だよ」
「じゃあ、持っていくね。……よいしょ」
ダルクが小さな体でスプーンをテーブルに運んでくれる。
「少し、力が付いたんじゃないか? ダルク」
「そうかな? ……聖奈美の書類持ちをして、ちょっと成長したのかも」
「それはあるかもしれないわね。いつも助かってるわ~」
「今後も、マスターの役に立ちますよ」




