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聖奈美ルート・トスト(34)
「もちろん覚えてるとも。教え子と対戦する機会なんて滅多にないからな。正直、とってもワクワクしているぞ」
「でしょうね。前々から、二人には関心を持ってたものね、お母さんは」
「ああ、しかもその二人がタッグを組むというのだから、増々ワクワクする。もう、ワクテカ状態だ」
「……だから、無理して最近の言葉を使わなくてもいいってば。気持ち悪いわよ? お母さんがそんな言葉を使うのは」
「……やっぱり、最近のカホラは私に対しての言葉遣いが悪い気がするんだが」
「気のせいよ、いつも通り振る舞ってるわ。お母さんの思い込み」
「そうか? そうなのか? …………うーん」
「はいはい、考えても解決には至らないよ。ほら、練習再開しよう」
「解決には至らないって……カホラが私を悩ませてるというのに……」
「はーい、じゃあさっきの練習の続きね~」
「…………成長とは、親にとっては恐怖にも成り得るのだな……名言を残してしまった……」
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