表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
62/200

聖奈美ルート・トスト(28)

 [場所:帰り道]


「――はぁ、勝利した後のトロピカルジュースは美味しいわ~♪」

「……………………」

「吹雪~? 大丈夫~?」

「何故だ、何故練習を積んだというのにあんな結果に……」

「たまたまよ、たまたま」

「――のわりには、かなりにこやかな顔してるじゃないか!?」

「そりゃあ、練習を積んだ吹雪に勝利できたんだもの。それなりにあたしも実力があるんだってことになるでしょ?」

「お前も、こっそり練習してたんじゃないのか?」

「そんなことないわ。だって、仕事でゲームセンターに寄ってる時間だってないんだから」

「久々にやった相手に、負け越してしまうとは……まだまだ修行が足りないってことか」

「挑戦なら、いつでも受け付けるわよ」

「見ていろ! 次は、聖奈美に勝ってみせるからな!」

「ええ、成長した吹雪の姿、楽しみにしてるわ」

「――聖奈美の、一口飲ませておくれ。何味だったっけ?」

「オレンジとキウイフルーツをミックスしたものよ。じゃあ、吹雪のも飲ませて」

「ああ、俺のはシンプルなパイナップルだ」

 お互いに交換して飲む。今更間接キスなんてものでは動じることはない。

「うん、スッキリして美味しいわ」

「聖奈美のも美味い。二つのフルーツの良い所が前面に押し出されてる」

「そうね。――もう少しで、フルーツの組み合わせもコンプリートできるのよね」

「お、ついにそこまで辿り着いたのか?」

「ええ、チョクチョク足を運んでは飲んでたから。ちょうど、会社の方向にあるからね」

「気づけば、聖奈美のほうが店に足を運ぶようになったよな」

「ええ。どうしてもっと早く、こんな美味しいものを今まで飲んでなかったのかしら? って思ってるわ。それを取り返そうと今は頑張ってるわ」

「教えた側としても、そこまでハマッてくれるなら嬉しいもんだぜ」

「教えてくれてありがとね」

「いやいや、お礼を言われることではないよ」

 ……………………。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ