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聖奈美ルート・トスト(19)
「俺も、気分は良いぞ。聖奈美の頭から、良い匂いも漂ってくるしな」
「最近、シャンプーを変えてみたの。以前とは、少し違う香りがしてると思うんだけど、どうかな?」
「うん。前は柑橘系の匂いだったけど、今はフローラルな香りがする」
「以前の髪の匂いを覚えてるって、結構すごいわよね。普通はそんなこと覚えていられなそうだけど。吹雪って、髪フェチなの?」
「全て、言葉の頭に聖奈美って文字がつくけどな? 故に、聖奈美の髪フェチってことになる」
「あたしの髪フェチ?」
「まあ髪だけじゃなく、聖奈美の全てにおいて俺はフェチなんだけども」
「ふふ、そうなんだ」
「別におかしいことじゃないだろう?」
「ええ、あたしとしてはとっても良い気分よ」
「故に、この髪の匂いをしばし堪能させてもらおう」
「うふふ、気の済むまでどうぞ?」
頭を撫でる手はそのままで、髪から漂う匂いを胸いっぱいに吸い込む。俺の妄想かもしれないが、ここまで良い匂いなのは聖奈美の頭だからってことはないだろうか? 誰しもこのシャンプーを使えばこんな良い匂いになるんだろうか?




