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聖奈美ルート・トスト(17)
「――お疲れ様でした」
「いえいえ、そちらこそ、ピアニストの任務遂行、お疲れ様でした」
「……今年も、何事もなく年を越せるといいわね」
「大丈夫だろう。学園長たちが指導してるなら、何も問題ないはずだ」
「そうね。――こく、こく」
喉を鳴らして、リンゴジュースを飲んでいく。
「はぁ、落ち着く」
頭を俺の肩にコテンと落としながら。
「ほぼ全身、密着してるな」
「暖かいでしょう? こうしてたら」
「うん、全く寒さを感じない」
寄せられた頭を、そっと撫でてみる。




