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聖奈美ルート・トスト(11)
「なるほどな~、これは聖奈美らしい計算された技だな」
「こっちがブーストする時間を稼ぐのに使えないかなって思ってね。そこそこ強度もあるから、相手も簡単には破れないはずだし。仮に破れたとしても、破った直後はスキがあるからそこを突くことができる。もしこれに吹雪が更なるアシストをしてくれたら……もう相手は手の打ち様がなくなってしまうかもしれないわ」
「ハマった時の爆発力は半端じゃないな。実践でも役に立ちそうだ」
「ただ、まだ上手に形を作ることができないのよね。打ち落とす部分にムラが出てしまうというか、結構集中力を使うのよね」
「確かに。でも、多少の誤差はしょうがないんじゃないか? 結構な大技だし、それを詠唱した後が肝心なわけだしよ」
「まあ、そうなんだけどね」
「もし気に食わないのであれば……俺に任せろ。あの技で、聖奈美の集中力を持続させてやる」




