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聖奈美ルート・トスト(7)
「……違う予想を立ててたりした?」
「……言っても、怒らないか?」
「別に怒らないわ。だって、昔思ってたことでしょう? 今なら笑い話にしかならないわ」
「じゃあ、思い切って言ってみよう。……学園に通ってた時の聖奈美って、かなり厳かなイメージと、凍てつくような視線が印象的だったから、それを魔法でも再現してるのだろうか……なーんて思ってました」
「あはは、なるほどね。まあ、そう思われても仕方ないかな。トゲトゲしてたものね、初対面の吹雪にいきなり喧嘩を売りに行ったし」
「いろんな意味で、衝撃的だったよな。まあ、それがなかったらこんな風にはなれなかったわけだけど」
「人生って、どうなるか分からないものよね」
「だな。……でも、そんな理由があったんだな。また一つ聖奈美について知ることができたな」
「そういう吹雪の得意魔法って何なの? 吹雪は多彩な魔法を用いて戦うスタイルだから、どの魔法が一番得意なのかは分からないのよね? ないわけではないんでしょう?」




