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聖奈美ルート・ヴィヴァーチェ(2)
「いや、学園に通ってた頃の聖奈美だったら、絶対にそんな言葉を言ってくれてなかっただろうな~って思って」
「べ、別にそんなことなかったでしょ? その……吹雪と付き合うようになってからは、ちゃんと気持ちを言うようにしてたじゃない」
「でも、恥ずかしがってはいただろ?」
「それは……初めてのことだから」
「成長するもんだよな、うん」
「何よそれ。……まあいいわ、今日はこんな感じでいいんじゃない? あんまり練習しても、魔力を消費して疲労が溜まっちゃうし」
「そうだな。実際どうだ? 魔法を使った感覚みたいなものは」
「別段、これと言って衰えたって感じはないわ。むしろ久々に魔法を使って、ちょっと良い気分」
「それは何よりで。――俺たちの出会いは、決勝戦でのバトルだったけど、今回はタッグで決勝に登りたいところだな」
「ええ、そうね。でも、決して無理なことではないと思うわよ。それどころか、優勝は決まったも同然、かも」
「結構な自信だな」
「それはそうよ。だって、マジック・コロシアムの優勝者タッグなのよ? 数年前のことだって言っても、実力は健在、しかも吹雪に至ってはパワーアップしてる。勝利できる可能性はたっくさんあるわ。……それに」
「それに?」




