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聖奈美ルート・トスト(5)
「そりゃ見るさ。俺たちは、生まれたままの姿で抱き合ったことだって何度もあるわけだし」
「……まだ、午前中よ、吹雪。そういうトークはもう少し遅い時間にしましょうよ」
「おっと、また暴走しそうになってしまったな。すいません」
「分かればいいわ。……今日も元気みたいで安心した」
「俺はいつだって元気だぜ。聖奈美と会えるってこともあっていつもより1、5倍元気だ」
「ふふ、そうなの」
「うん。……今日は、ダルクは一緒じゃないのか?」
「ええ、二人で楽しんできて~って言われたから。家でお留守番してるわ」
「ダルクって、下手な人間とかよりよっぽど空気を読むよな。ちょっと気を使いすぎなような気もするが」
「ダルクって、そういう子だから。その優しい心配りを、無碍にはできないわよね」
「俺たちがこうして笑いあっていることが、ダルクへの恩返しになるのかね?」
「多分ね。……スノーフェスティバルの時、暇があったら遊んであげてもらえる? あの子はあの子で、吹雪のことが好きだからさ」
「ああ、いくらでも付き合うよ。……さて、早速行こうか」
「そうね。……色々、案は練ってきたわよ」
「お、ホントか? 俺も、少しだけど練ってきたぜ。成功するかはやってみないと分からないけど」
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