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聖奈美ルート・トスト(4)
もうそろそろ、来る頃かな。
ピーンポーン。
言ったそばから来たようだ。約束時間の3分前、やはり時間にもキッチリしているな。
「じゃあマユ姉、行ってくるから」
「うん、思う存分デートを楽しんできてね~」
「あ、ああ。サンキュー」
「にひひ」
ニヤニヤと笑いを浮かべるマユ姉を横目に、俺は玄関へと向かった。
…………。
「…………」
ガラガラガラ。
「おはよう、聖奈美」
「おはよう、吹雪」
「……うん、今日も変わらず美しいな」
「いつものことだけど、吹雪って必ず上から下まであたしのことを見るわよね、会ってすぐの時」
「もう癖なんだよな。だって、聖奈美はっててっぺんからつま先まで全て整ってるから、どうしても見ないわけにはいかなくてよ」
「てっぺんからつま先って……そんなところまで詳しく見てたの?」




