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聖奈美ルート・ヴィヴァーチェ(31)

 [場所:帰り道]


 お互いの分かれ道が来るまで、手をつないでゆっくりと歩く。季節が冬というのもあり、手から伝わる温もりはとても心地良い。

 最近は、こうして何も話さずに歩いているだけでも気分が良い。それだけ、お互いのことを理解し合い、どんどん気の置けない仲になってきているってことだろう。もちろん、会話をしている時も楽しいけどな。……簡単に言えば、どんなことをしていても、横に聖奈美がいれば幸せだってこと。

 …………。

 ――もう、分かれ道か。

「今日は、ここでお別れね」

「そうだな。明日は、スケジュールが空いてるんだよな?」

「ええ、会社はお休みよ。だから、午前中から会えるわ」

「よかった。じゃあ、最初はマジック・コロシアムの練習だな。そろそろ、本番に向けたコンビネーション技も考えていこうぜ」

「そうね、あたしたちの実力を一発で分からせるのにピッタリのものを」

「お互いに、少し構想を練ってくるとしよう」

「ええ、分かったわ。――吹雪の家に、迎いに行けばいいのよね」

「ああ」

「じゃあ、また明日ね」

「――あ、ちょっと待って」

「え? ――んっ」

 …………。


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