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聖奈美ルート・ヴィヴァーチェ(8)

「どう? 今も上手くいってるの? 大学生活二年生になったわけだから……4年目に突入したってことになるわよね? これぐらいの年数になると、倦怠期というものがやってきてもおかしくはないんだけど……そんな兆候は一切無しですか?」

「はい、おかげさまで。今、祐喜にも同じようなことを質問された次第です。んで、祐喜にはそういうことに興味はないのかな? って聞いたんです」

「したら、男の子が好きだと――」

「だ、だから。僕は女の子が好きですってば! そっちの気は毛頭ないです!」

 珍しいな、祐喜がからかわれてる姿って結構貴重かもしれないぞ。少なくとも学園生活中にはほとんど見る機会はなかった。

「勘弁してくださいよ、先輩」

「ごめんごめん、ビスケットあげるから許して」

「ああ、ありがとうございます」

「はい、吹雪にも」

「あ、いつものですね」

「そう、幾つになってもこれはやめられないわね」

 カホラ先輩の体の何%かは、ビスケットでできてるんじゃないかって、たまに思ってしまうな。


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