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夜行の獣

作者: 秋葉竹
掲載日:2026/02/17




 


夜の森は蠢いて

夜行の獣を撫でている

森の奥には小屋があり

あたたかい火が灯るころ


森の道にはそこここに

悲しい小石が落ちている

ツンと澄ました宝石みたいに

孤りが好きと嘘をつく


夜の森が騒ぐとき

緑の風が樹々を刺す

怯えた栗鼠はキョロキョロと

月を探して祈り出す


小屋のそばまで来る獣

けれど凍える影となり

ひと恋しくて愛こいしくて

夜毎刃物を踏み歩く







─────────────────

お読みくださり誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。

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