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08.【対ゴブリン戦】

[対ゴブリン戦]


◇◇◇◇◇

※『異世界中二病プロジェクト』本日から副音声は()でファンタジー肯定派のクロノマオウ女史、ファンタジー否定派の成瀬遥香女史、SF映画監督の神谷でモニタールーム『神の間』からお届けしています。


  (俺達の本番が始まった)


 1学期最終日の下校時、ミオナ達との帰り道の彼らの足元に魔法陣が現れ西園寺慎太郎(ゆうしゃ)を異世界転移させた。


 どう睡眠させて運んだのかはあまり詳しく説明する事は出来ないが、全ての道路を封鎖して更に全ての通行人もエキストラという場面から撮影を開始した。


 中二病の慎太郎(ゆうしゃ)には神様に異世界転移させられたとしか思えない演出はうまくいったようだ。さあ、勇者の力を見せてくれ慎太郎。


 最初の登場場面(シーン)はいきなり異世界のダンジョンの中。


 慎太郎にステータスを見せて経験値取得10倍も「俺だけ」感満載で本人にも好評のようだ。


 ギギッ。


「フフフ、とうとう俺の時代が来たな」(慎太郎)


「そっか、えーとミオナは、、、」(慎太郎)


「いたっ。ってかアレはまさかゴブリン!?」(慎太郎)


 慎太郎は慌ててステータス画面を表示して敵のステータスを見た。


 フォン。



 (『はい、勇者(しんたろう)の確認が終わるまでゴブリンの動きその場で止めて!』)



「えーと、、、。よし、こいつ俺より弱そうだぞ。僕のステータス! 僕の剣はと。えーと聖剣で悪しか切れないのか。思ったより軽いしなんか刃も危なくないように潰れているような、、、」(慎太郎)



 (確認が長いわね)(クロノ)


 (剣が軽そうなんだけど、、、)(成瀬)


 (け、軽減魔法がかかってる設定なのよ)(クロノ)


 (軽ければ物理的に威力もそれだけ軽減するわ)(成瀬)


 (重いのなんか振り回せないだろう。怪我されても困るし、、、。『よし勇者(しんたろう)がステータス画面を閉じたぞ。ゴブリンの動きリスタート!』)



「凶悪なゴブリンの顔だな。ちょいキモい」(慎太郎)



 (さすがロベルト西郷のデザインは凶悪だな。しかし昔の文献を俺も真面目に調べたけどゴブリンって凄く小さくて臆病ないたずら精霊のような話しか見つからなかったが、、、)


 (ゲームや物語的な都合なのよ。本物の逸話みたいに小さくて踏み潰されて終わっちゃったり逃げちゃっりしたらゲームや物語になんないでしょ)(クロノ)


 (確かに腕輪物語のゴブリンも大きかったな)


 (あれはホブゴブリンなのよ。人を助けるいい妖精ね)(クロノ)


 (そうなのか。知らなかったよ)


 (ストーリーの都合ねぇ、、、しかしなんで良くいるゴブリンはエロいんだ?)


 (ヨーロッパの言い伝えでは小さいけどアソコだけ人間のサイズだった人間と結婚した小人もいたけど、ゴブリンじゃなかったわね。エロいのは昔のPCの美少女ゲーム設定の影響ね)(クロノ)


 (ふーん。マオウさすがに詳しいな。まあいいか。じゃあラノベ的間違いでもゲームの設定のマオウ監修のイメージ通り少しエロい演出でこのまま行こう。『よしエロパターン2で行くぞ!』)



 (えっち!)(成瀬)


 (フフフ褒め言葉かよ)



 ゴブリンがミオナのスカートを持ち上げている。



 (こら、勇者(しんたろう)。何で廻り込んで一緒に覗いてんの。早くミオナを助けて!)(成瀬)


 でへへへ。シマシマ〜。



 (ダ、ダメか? やっぱりこいつダメな勇者なのか?)


 (まあ、これは大西先生の心理解析報告通りね)(成瀬)


 (仕方ない。『ゴブリンのターゲットを勇者に変更!』)



 ゴブリンが小さな棍棒を持って慎太郎に向かって来た。


 ゴブリンは勇者(しんたろう)の隣で立って勇者(しんたろう)が気が付くのを待っている。



 (早く気付けよ!)



 なかなか気が付かないのでゴブリンが棍棒で地面を叩いた。


 ドン!



「ハッ! ゴ、ゴブリン! やっつけないと」(慎太郎)


 ゴブリンが勇者(しんたろう)に迫る。


「たぁ!」(慎太郎)


 慎太郎が剣を振り下ろし、迫るゴブリンの姿の怖さに腰が引けてビビリ尻餅をついた。


「ヒッ!」(慎太郎)


 ブン。



 (あ、あいつ空振りやがった!)



 ズビッ!


 やられた際の返り血(紫)が慎太郎にかかる。ビシャ。


 勿論、直ぐに綺麗になる液体である。


 (『ロボットいい動きですね間宮博士』 まぁ空振りだったが真空波的なのと効果音で大丈夫だろ。『ちょっと血糊多いか次から注入減らしましょう』 『よし、ミオナ、行くぞ。 アクション!』)



「ハッ! こ、ここは? きゃ!」(ミオナ)


「ミオナちゃん大丈夫?」(慎太郎)



 (さっきスカートの中覗いてた勇者(やつ)とは思えないわね)(成瀬)


 (プッ、笑わせんなし)(クロノ)



 ゴブリンの死骸と慎太郎を交互に見るミオナ。


「うん、これ慎太郎君がやっつけて助けてくれたの?」(ミオナ)



 (ゴブリンには剣が当たってないけどな。仕方ない後でもっとマシな効果音のアフレコをつけるか)



「う、うん。ま、まあそうかな」(慎太郎)


「凄い、ありがとう」(ミオナ)


 テッテレレー。


「やった、レベルアップだ」(慎太郎)


「えっ! 何なのそれ!」(ミオナ)


「ああこれ? この腕輪だよ。ミオナちゃんもステータスって言ってみて」(慎太郎)


「でもなんでこんな事に?」(ミオナ)


「どうやら僕達は女神様に呼ばれて異世界に転移したみたいなんだ」(慎太郎)



 (女神様じゃなくてあのおジイちゃんの金でよ)(成瀬)


 (プッ、笑わせんなし)(クロノ)


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