30.【魔王登場】
ギーコ、ギーコ。
スパッ。
ギーコ、ギーコ。
普通の映画のストーリー的にはもっとパパッと早く助けられるけどこんなの実際にやれば本当に時間かかるよな。
あと少し、、、。
ギーコ、ギーコ。
「うわっ!」(慎太郎)
どさっ!
慎太郎が、突き飛ばされて倒され俺の横で転んだ。
「慎太郎くん!」(ミオナ)
「どうした!」(神谷)
えっ! これは明らかに他のゴーストと違うやばいのが来たぞ。
くそっ、もう少しだけど、、、。
「魔王が来ました。後少しなのに、、、」(見知らぬエルフ)
慎太郎が立ち上がり、やばいのに向かっていった。
「無茶をするな!」(神谷)
「慎太郎くん」(ミオナ)
「であっ!」(慎太郎)
「ふぁははは、そんな聖なる光が我に通用するとでも思っていたか勇者よ」(やばいの)
「負けない。僕達は負けないぞ」(慎太郎)
いや、その自信はダメだぞ。それは、、、。
「慎太郎くん! ダメ、一度引いて!」(ミオナ)
「く、くそっ」(神谷)
ギーコ、ギーコ。
ぱかっ。
よし取れたぞ。
なんだこいつ、本当にやばそうだな。
リッチみたいな感じだぞ。
どうする。
小さな爆薬の余りが少しあったな。
「妹を連れて走れるか?」(神谷)
「はい」(見知らぬエルフ)
「勇者様、俺が爆破攻撃しますからその隙に外まで走ればこちらの勝ちです」(神谷)
「わかった」(慎太郎)
「ミオナ、ここに火をつけてくれ」(神谷)
「まさか、手で投げるの? 危ないよ監督」(ミオナ)
「準備も出来ないんだ、それしかない」(神谷)
「わかった」(ミオナ)
『~ファイヤーボール~』(ミオナ)
ミオナの呪文と供に手の間に小さな火の玉が浮かび上がった。
「むっ、火の魔法か」(リッチ)
ミオナが自在に火の玉をあやつり火の玉がまるでミオナにまとわりつくように高速に動く。
これにはリッチも警戒しながら見ている。
マジで上手いなミオナ。
俺は効果用爆薬の一つを取り出し、ミオナの方に導火線を出した。
「ミオナ、頼む」(神谷)
シュバッ。
「でいっ!」(神谷)
リッチに向かって放り投げる。
「何っ!? そっちか!」
シューン。
ズガッ!
思いのほか大きな爆発音と大量の煙が発生した。
「みんな今のうちだ!」(神谷)
懐中電灯や杖の明かりを頼りに走る。
ダッ。
「くっ、貴様ら、許さんぞ!」(リッチ)
やばいやばいやばい。まだ来る。
これがラストの爆薬だ。
「ミオナもう一発頼む!」(神谷)
『~ファイヤーボール~』(ミオナ)
シュバッ。
「でいっ!」
リッチの頭の上に投げた。
シューン。
ズガッ!
ガラガラガラ。
よし、うまく洞窟が崩れたぞ。
今のうちだ。
ダー!




