表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
救世主症候群シリーズ解説文置き場  作者: 秋犬
【贖罪ノワール1】救世主症候群・事件編
8/14

事件編で提示された謎一覧

 全容編以降で明らかにしたい主な謎の一覧です。


【姉を殺された件について】


 事件編ではザミテスが事件そのものを認めなかったため、具体的に何があったのかはわかりませんでした。左腕を折られて姉を殺されて生き埋めにされたことだけでも酷いのですが、他に一体何があったのかは一切語られていません。もちろん語るに語れない悲惨な出来事なのですが、ここが明らかにならない限りジェイドは浮かばれません。更に姉に関しては指輪の謎も残っています。これはジェイドが何か嘘をついているか、よっぽどの事情があったのかのどちらかですね。


【空白の一年間】


 事件編では、どうしてビスキにワープしていたのかは明らかになりませんでした。これはテレスや本人が言うとおり、話したくもなくなるようなものすごく嫌な事情が存在しているようです。


【薬物依存の実態】


 事件編ではライラとフォルス以外に痛み止めや煙草の依存状態を見せず、有明編の終盤以外で薬を使用している描写はありませんでした。思えば妙なところはいくつかあったのですが、実際はどうだったのでしょうか。


【死神の真相】


 トリアス山で数百のオルド兵を斬ったリィア兵は本当にティロだったのか、そしてティロが本当に死神だったとして何故左遷されるような目にあったのかということは事件編では明らかになりませんでした。これはティロ視点で実際に何があったのかを見ていく必要があります。


【トライト家への復讐】


 妻リニアを恐喝していたことが「副業」であったことがわかったのですが、それが具体的にどのようなものであったのか、そしてノチアを殺害して例の穴に運ぶ一部始終。そう言えば地下恐怖症の彼はどうやって穴を掘ったのか。実はこれまで出そろっている事実で推測が可能ですが、本当に非常に原始的な方法です。あまり期待しないでください。


【何故一家を抹殺したのか】


 これは事件編では明らかになりませんでした。そしてわざわざレリミアを誘拐してザミテスに語らせるということが何の復讐になるのかということなのですが、それが明らかになるにはやはり復讐を完遂させることが必要になります。


【ティロはライラをどう思っているか】


 ライラはティロを心配していましたが、当のティロがライラを一体どのように思っていたのかはよくわかりませんでした。しかも、死んだ姉の名前を彼女につけていたのはどういう了見だったのでしょう。それは彼の内面を見ないと何とも言えないことです。


【何故フォルスを誘拐したのか】


 フォルスはアルセイドの件があるのではないかと推測して、ティロはセラスに「リィア王家に対する復讐」と語っていましたが実際のところはどうだったんでしょう? フォルスに対して憎悪を抱いたままではなく、落ち着いた場所でもう一度問い詰める必要があります。


【フォルスがティロに言いたかったこと】


 事件編ではフォルスが言いたいことを言う前にティロがどうにかなってしまうため、それが果たされることはありませんでした。一体フォルスはティロに何の用があったのかというのは全容編以降に持ち越しです。


【ライラは何がしたかったのか】


 ティロのために反乱軍を組織したのに反乱が終わったら「やーめた」と興味を無くしたライラ。反乱軍の代表たちは彼女が何をしたかったのか理解することができませんでした。しかし、シェールだけは何かを察しているようです。


【ティロの一連の不審な行動の理由】


 例えば薬物中毒は置いておいても、わざと汚い格好をする、わざと外で寝る、建物の裏やごみ捨て場などに隠れている、一人で誰かと話しているなど人間としてどうなのかという振る舞いがたくさんありました。実はこれは彼の事情がわかると一貫した行為になるのですが、どんな事情があってそんなことをしていたのかというのは彼の内面を見ないと始まりません。


【オルド王家の御家騒動と反乱軍設立】


 クライオでシェールが反乱軍率いていた理由と、彼の出自で明らかになっていないことと何故彼がこんなに面倒くさい性格になっているのかとアルゲイオ兄妹は一体何故こんな奴のそばにいるのかという一連の答えはティロの話があらかた終わった後にオルド王家編ということで詳細になる予定です。有明編で少し語られましたが、まだまだものすごく面倒くさい事情が存在します。



【「残月」への結末の回避】


 ひとつは、ティロが正体を明かそうと思えるような何かがあること。もうひとつはトライト家の復讐を完遂すること。この二つが揃うとティロは残月ルートを回避することが出来ます。


 正体を明かすというのは事件編で結局解決していない「何だろうな」の問題に対して、何かしらの答えを出すということです。トライト家の復讐に関しては、執行編でも十分復讐になっているのですが「結局あの夜何があったのか」を完全に引き出すことに成功していないんです。ティロは「娘を人質にとれば何でも喋るだろう」と思っていたのですが、「ザミテスが想像以上にクズだった」という大きな誤算がありました。つまり、執行編の展開からもう一段階発展させた何らかのアクションが必要になります。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ