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元貧乏貴族の大公夫人、大富豪の旦那様に溺愛されながら人生を謳歌する!  作者: 楠ノ木雫


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◇28 END.

 エヴァンに横抱きされながらも、ようやくオデール大公家の馬車に乗ることが出来た。はぁ、これでひと段落だ。と、思っていたら隣に座ってきたエヴァンに強く抱きしめられた。



「……死ぬかと思った」


「それ、私のほうでしょ」



 ナイフ突きつけられて死んじゃうんじゃ、って思ったんだもん。でも助けに来てくれたからこうして生きていられる。見つけてもらえて本当によかった。



「いや、肝が冷えすぎてさ……」



 肝が冷えすぎたって……だいぶ心配してくれたって、事だよね。



「……しっかりしてください、商会長殿」


「じゃあ冷や冷やさせんな」


「またこんな事があるか分かりませんけど……その時はまた助けに来てくださいね」


「絶対見つける」



 だいぶ力強いその言葉に、すごく安心出来る。本当に、助けに来てくれてありがとうございました。



「まぁでも、大好きって言ってくれたからな。もう一回言ってもらえるようご機嫌取り頑張っちゃうか」


「あ……」



 そ、そういえば……言ったな、さっき。


 でも、もう一回だなんて……恥ずかしすぎる。



「結構堪えたんだからな? テトラに喋ってもらえなくて。ようやく構ってもらえるみたいだからさ、付き合ってくれよ」


「~~~~っ!?」



 いきなりキスをされてしまった。何度も何度もキスをされて、頭がくらくらしてくる。


 そうして思った。そういえば、旦那を放ったらかしにすると大変よって聞いたことがあったような、なかったような。


 エヴァンの場合は、あとが大変らしい。


 この国一の大公家の当主であり、王室御用達を意味するロイヤルワラント商会の取締役商会長。そんな凄い人の性格は、面倒くさがりで、口が悪くて、でもたまに怖い時もある。


 でも、優しいところもある。


 そんな旦那様にもらい受けられてしまったわけだけれど、今私はどんな気持ちだろうかって思うと……実に充実した生活をしてると思ってる。


 全然退屈しないし、それに……大好きな旦那様、エヴァンが一緒にいてくれるから。


 まぁ、今回みたいに困難も多少なりともあるかもしれないけれど、エヴァンが一緒にいてくれるなら乗り越えられると思う。というか、一緒にいてくれないとこっちが困る。



「エヴァン、これからもずっと一緒にいてくださいね」


「お、デレたな」


「じゃなくて、私一人だったら簡単にひねり潰されるんだって今回よく分かったので、よろしくお願いしますよ」


「あ~はいはい、今はそういう事にしておこうか。明日、朝寝坊確定だからな」


「はぁ!?」



 END.


最終回まで読んでいただきありがとうございました。

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