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我が目の前でひれ伏せ人間共よ

作者: 七瀬瑠華

「ま、魔王様!なんとか俺は生かせてもらえることはっ…」

「黙れよ、俺に口を利くとはいい度胸だな」

「ひぇぇ…」

「お前みたいなゴミ人間は俺の前でひれ伏せればいいんだよ、消えろ」

俺の目の前に血が流れ始める

全く…自分の地位と相手の地位を考えろってもんだ

俺はこの城の城主、そして四大魔王の1人、悪魔と妖精のハーフである神風かみかぜハヤトだ

人間っぽい名前だが、人間ではない

今、読んでくれている皆に簡単な自己紹介をしたところで、だ

今はとあることを考えている

それは異世界征服だ

そのためにも、俺に逆らう者は死んでもらう

でもな、俺は

「平和な世の中」を目指している

善良は人間なら生かしてやる、それだけだ

戦争なんてして互いに潰し合う人間共はいらねぇ

そんな奴らは俺の前でひれ伏せて

地獄に落ちてもらおうか

と、そう決めているのだ


今日は城から100km程離れた所で何やら戦争だか紛争だか知らねぇが、起きているらしい

同じ人間同士でよく潰し合いができるな…

「おいお前ら、今すぐ潰し合いをやめないと知らねえぞ」

「…。」

(使いたくないが…)

俺がぱっと手を横に広げると、周りに魔法陣ができ、その場にいた兵士達が俺の目の前にワープしてきた

「ま…ま、魔王様…一体俺達に何の用が」

「は?うるせえよ、俺の言ったことが聞こえなかったからずっと潰し合ってんだろ?」

「いや、その俺達は国に命じられて…何にも悪くないと言うか…」

「ほう、俺に歯向かうとはよっぽど俺より強くて勝てる自信があるんだな」

「僕達では魔王様にだなんて勝てないよ…」

兵士の1人がそう言う

(もうめんどくさいし、何もさせずに殺そうか…)

そう思い、俺は自分の真上に殺傷能力がとても高い爆弾を投げ、離れたところにテレポートした

「話を聞かねえからだよ、ばーか」

そこにいた兵士達はとても大きな爆発音と共に

儚く散った


「本日もお疲れ様でした、神風様」

「おう、今日もお疲れ」

こいつは俺専属のメイドである綾白あやしろ

幼馴染でもあって、異世界征服をして平和な世の中を作りたいと伝えたときも着いてきてくれた

「つーか、早く平和にならねえかなー」

「ですね」


何か味気ない1ヶ月が過ぎた

徐々に平和になった…のか?

とか思ってた

近くの森で戦争が起こってるらしい

…止めに行くか


「撃てー!」

(うわぁ…ミサイルがやべぇよこれ)

「お前ら…一回それを置け」

「誰だよ、こっち来るなら殺…って、魔王様!?こ、こ、この度は…」

「さっさと俺の前にひれ伏せて消えろよ」

「うっ…」

俺はなんとなく口を利いてきた兵士の腹に蹴りを入れた

そんなんで戦争が終わると思ってなかったのだが…

俺に恐れをなしたのか知らないが、呆気なく停戦した

こんなやつが潰し合っていいのか…


「平和だな」

「そうですね」

あの戦争で全てが終わったらしい

この平和な世の中がいつまで続くかわからないが…

それは俺が保っていくんだ

義務教育中の私が書きました。

感想いただけると非常に嬉しいです。

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