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母の願い

5000文字…過去最大級に力を入れました…

「お前ら!やっと来たか!この蛇野郎めちゃくちゃ強いんだわ!流石....ッ!深淵級だよ....ッ!」


 中に入ると大量の小さなコブラのようなモンスター【ポイズンスネーク亜種】がジョウに襲いかかっていてジョウは炎魔法でポイズンスネークを倒していた。


 チャンピオンはというと大きな上半身人間下半身蛇の男で全身は黒い影のように覆われている奴と<狂神化>状態で組み合っていた。


「悪ぃな!ちなみにアモンは事情があってその本体とは戦わないから!把握よろ!」


「おけ!アモン!こっちの雑魚処理頼む!MPはヴァーナさんが回復してくれるから使いまくって大丈夫だぞ!タツ!お前はヴァーナさんにバフ貰わないとあの影野郎の体力削れないからな!めちゃくちゃバフ付けてもらって色んなスキル使ってチャンピオンのまSTRであれしか削れてないからな!気を付けろよ!」


 まぁ、そりゃそうか。この間の神話級UBよりレア度が上なんだからな。それに合っているとは思うがヴァーナは深淵級UBと連動してるくらいだから多分深淵級モンスター位にはMPがある筈だからバフも回復も期待できる....!だが勝てるか?神話級UBであの強さだ。コイツは計り知れないな。とりあえず


「行くしかないっしょ!」


 刀を一本抜きヴァーナにバフをかけてもらう。


「ヴァーナさん。子供達は任せてください」


「キイタンデスネ。アノ子達ヲタノミマス」


 そう言うヴァーナの言葉にコクリと頷き突撃する。


「チャンピオン!そのまま捕まえといてくれ!真之刃流の七奥義のひとつを見せてやるよ!餓龍の唸り!」


 俺の餓龍の唸りは剣仙程威力はないが速度は剣仙よりも早かった。唯一の欠点である威力の低さはゲーム内ではバフや身体強化で補えるんだよォ!


「うおっ!やるなタツ!一撃で三分の一は削ったぞ!身体欠損はすぐに再生するはずだ!蛇型モンスターは再生スキルが以上に強いんだ!」


 下半身と上半身を切り離すがチャンピオンと組み合っていた上半身の切り離した腰ら辺から蛇ではない人間の下半身が生えてきた。


 うっわ!なんでUBは身体欠損が一瞬で終わるんだよ!俺の超再生でも腕一本生やすのに最速で八秒はかかるんだぞ!?それを下半身を秒で生やすなよ!


 黒い影の男が口を信じられないほど大きく開け黒い小さな玉が口に出来る。そしてタツヨはその技に似た技を知っていた。ウロボロスが使っていた技の発動予備動作と大きく似ていたからである。


「しんじん!離れろ!腕を切り離してでも絶対に離れろ!」


 俺がチャンピオンにそう言うとチャンピオンは黒い男を身体強化状態で蹴り腕をもいでその場を離れる。


 離れるのが少し遅れそのブレスに左足が巻き込まれる。そのブレスはヴァーナの最大レベルの結界を一瞬だけ破いた。だがその結界は一瞬にして破れた箇所を修復した。


「HP残ってるか?!」


「HPは大丈夫!ただ身体欠損治すために一旦下がるわ!」


 両腕片足の身体欠損か....超再生スキルをフルで使って大体5分くらいか....?一箇所だったらフルでやっても一瞬なのに欠損箇所増えれば増えるほど再生時間遅くするじゃなくて早くしろよな!


「タツ!もう一発来るぞ!」


 クソっ!連発出来るのかよ!しかもさっきよりチャージ早いじゃねぇか....!これは避けれるとして次はどうする!?<宝具>使うか....?!いや相殺する為に使うののはダメだ!それで倒せなかった場合その後確実に死ぬ....!これが連発されるようならもう打つ手はない....!


 第二射目のブレスを避けた途端に第三射を


 どうすれば....どうすれば....クソっ....!ダメだ!打つ手がない!



『俺がやってやるよ』



 そう言ったアイツの声が頭に響いた途端に第三射が発射されたが俺の体は勝手に動き二本の刀を抜きブレスを二つに斬る。


『スキルってのはこうやって使うんだよ。RPGゲーム初心者め』


 そう言って俺の体は一本の刀を腰に置く。


『いい技術持ってきてんじゃねぇか。これで俺もまた一弾強くなった訳だ。お前もスキルの使い方俺のよく見て勉強しろよ。あと二刀流って手数は揃うけど雑魚処理だけにしとけそれ以外は一刀流にしろ』


 えっ、あっ、はい。分かりました。ちゃんと勉強させていただきます。


『先ずは<クチナシ>の使い方から教えてやる。さっきやったのはお前の有り余ったスキルの中にあった。一ヶ月の修行で瞑想中にお前が手に入れたスキル<降霊術>だ。あの<クチナシ>って刀はクチナシを打った奴の怨念がつまってる。だから降霊術で別の武器に付与することも出来るわけだ。しかも<クチナシ>の実体を出してる訳じゃないから持続時間も上がってるほらブレス切り刻むから見てろよ。ほれ聞いてんのか?』


 そう言ってどんどんブレスを吐く男に近付き目の前に来た瞬間に来たブレスを切り刻む。俺はそれを集中して見ていたが話しかけられて心の中で返事をする。


 あ、うっす。勉強なります!


『おう。続きいくぞ。今のお前の装備は炎属性が強いわけだが偶然にもアイツの弱点は火系統の技だ。だから今からは原初の火魔術を付与する。原初の火は消えること無く一度着くと燃え続ける。だが、威力が低いんだ。ま、魔力消費も少なくなってるから耐久戦では燃費最強だけどな。おっほ!この逆鱗とか言う刀いいな!斬れ味も攻撃力も高ぇ。片腕飛ばしたけど一瞬で生えてくるのうぜぇな殴ってきやがって』


 コイツステゴロの方が強いタイプか。だいぶ速いし強いな。てか、やっぱりその刀良いよな?


『あぁ。お前には持ったいねぇくらいだけどな』


 うるせぇ!俺が使ってもいいだろ!バカ野郎が!


『冗談だ。とりあえずこのままでいいだろう。お前変なスキルばっかり取得しやがって<スキル合成>俺が勝手に取っといたから後で整理しろよ。いや、後で俺がしとくから自分で確認しといてくれ』


 おっ、それは助かるなぁ。要らねぇのばっかなのに無駄に長くて困ってたんだ。


『餓龍の唸りはスキル化してたけどいるか?』


 要らねぇかな。それに頼ったらせっかくの技術が衰えちまう


『間違いねぇ。おっ、なんだコイツ。急にスピード上がりやがった』


 体力多いいな。再生スキルも一秒に1HP回復するのずるいだろ。戦ってる途中はHP回復しないのが救いだな


『だな。残り体力も三分の一くらいだな。これぐらいで良いだろ後はお前に任せようかな。ちゃんと俺の剣術とスキル操作技術見てたんだろうな!途中から説明めんどくてしなかったけど』


 おう!もう多分お前より強い!後でタイマンな


『ま、コイツに勝てたらな。じゃあな!』


 うっし!やりますか!


 原初の火魔術を付与したまま切り刻む。


 あれ?なんだっけかな。なんかの神話で傷口炙って再生出来なくなるやつなかったっけ?出来るかわかんねぇけど一か八かでやるか。


 えーと?両腕斬り落として火魔法で炙ると。あっ!クソっ片腕しか炙れなかった。でもちゃんと再生しない!片腕しか再生しなくて戸惑ってやがんな?


 そう思っていると男が炙られた部分を一瞬で伸びた爪で削ぎ落とす。そして再生する。


「うっわ!お前そんなのダメだろ!その神話の話でもそんな事してなかったぞ!」


 足を切り落とし炙り転んだところで両腕を斬り落として炙った。そして相手のHPもラスト一撃という所でこの一撃を入れたらヴァーナさんが死ぬという事を思い出し手を止め。ヴァーナさんの方を見る。


 ヴァーナさんは結界解き微笑みかけてきた。俺は刺そうと思ったがやはりダメだった。俺は首を振り刀を収める。


 するとアモンが近付いてきてヴァーナさんに言う。


「コイツを首も斬り落として炙ってここの奥に封印しておけば!ヴァーナさんも生きていけるんじゃないんですか!?」


「ソレハ、デキマセン。ソウ言ウ契約ナノデス....」


「なんですか!契約って!子供よりそんな事が大切なんですか!?」


「ソノ契約ヲ破レバ。ワタシハアノ子達ヲ忘レ傷ツケル。ソレニワタシハ。昔カラ異界人ノカタニ倒サレル運命デスカラ」


 それを聞いたアモンは涙を流しながら訴えかける。きっとアモンはヴァーナに死んだ父親を見出しているとその場にいる全員が理解していた。


「それじゃ....あの子達は報われない....」


 ジョウとチャンピオンは門を開けここを離れた。そしてヴァーナさんはアモンに小さな小刀を手渡して微笑みかける。


 アモンはそれを理解して目から零す涙を増やして影の男の胸のモンスターの急所である魔石に刃を突き立てる。アモンが振りかぶり魔石に当たる寸前で俺は手を挟み阻止する。アモンはゆっくりと俺に顔を向けてきた。


 俺は首で門の方向を見ろというのをジェスチャーで伝える。アモンはゆっくりと門の方を見るとそこには少年と少女の二人を肩に乗せてこちらに来ているチャンピオンと魔法で子供達を笑顔にしようと頑張っているジョウだった。


 それを見てアモンは怒る。


「なぜ親の死に目に合わせるような残酷な事をするんだ....!」


 それに対してチャンピオンは何を言ってるんだと言いたげに首を傾げ二人の子供を肩から下ろして言う。


「死に目に合うのをただただ見ているのは辛いかもしれないが感謝を伝えられないのはもっと辛いだろ?」


 そう言われアモンはハッとする。そして思い出す。自分の親が死んでしまった時は親と最後まで喧嘩し謝ることも出来ず感謝も伝えられなかった自分に対して怒っていたという事を。


「最後クライホントノスガタデ話シマショウ」


 ヴァーナはそう言って黒い男の魔石を砕いた。魔石を砕く姿を見た俺達は驚きポカンとしていると黒い影の男がヴァーナに吸い込まれていきヴァーナの姿が光り輝き。姿が変わる。そして喋り出す。


「ありがとう。あなた達には感謝します」


 そう言ってヴァーナさんが微笑みかけてくる。


「「「い、いえいえ」」」


 相変わらず下半身は蛇のままだったがその姿は神々しくなり喋りも先程とは違い流暢なものとなっていた。


「私の本当の名前はヴァーナ=ウル・ナーガ。かつて人間に恋をして堕落し。ユニークボスモンスターとして憎まれた。虚無級UBランキング9位堕落した呪蛇神ヴァーナ=ウル・ナーガと申します。本当に助けて頂き感謝しています。そして子供達をよろしくお願いします。名前は女の子の方がノアと男の子の方がセキウンと言います」


 俺達全員を見ながらそう言った後子供達が二人で泣きながらヴァーナ元へ来た。


「お母さぁああぁああぁん」


「ママぁぁぁ....」


「あらあら。この子達は最後までワガママ言って。ノア。貴女はきっと将来美人になるわ。セキウン。貴方は妹を守れるくらい強くなりなさい。」


「「うん....」」


 二人はそう言って下を俯きながら返事をする。


「よろしい!愛してるわ。大好きよ。」


 そう言って二人を抱きしめながら子供二人に見えないようにホロリと涙を零した。


「最後にアモンさん達に!アモンさん。最後まで子供達のことを思ってくれてありがとう。これからもあなたなら安心して預けられます」


「はい....」


 そう返事をしてアモンは奥歯を噛み締め涙を堪える。


「チャンピオンさん。ジョウさん。タツヨさん。この子達をどうか頼みます。ワガママをあまり言わない子達でしたがうんと甘やかして来たので悪い事をした場合はちゃんと叱ってください」


「はい!」

「任せてくれ!」

「分かりました!」


 各々返事をしてヴァーナの旅立ちを見送る。


「本当に!ありがとう!もしも■霊界にこれたらまた会いましょう!」


 そう言って光の粒子となって消えていった後。子供達は二人で大泣きした。


<ワールドアナウンス>

 《特殊隠しユニーククエストが合計10個クリアされたため。ワールドクエスト〔針を動かす者達〕がクリアされました。新たなワールドクエスト〔救世主を求めて〕が発動します。》

<ワールドアナウンス>

 《ワールドクエスト〔針を動かす者達〕がクリアされた為各世界へ行く転移門が解放されました。各世界の転移門に入るには条件があるので神殿で確認してください。》

<ワールドアナウンス>

 《ワールドクエスト〔針を動かす者達〕がクリアされた為クラン機能が解放されました。後程冒険者ギルドにて確認してください。ワールドアナウンスからは以上です。》



 《称号【呪蛇神の加護】【呪蛇神の寵愛】【呪蛇神の認めし者】【救世主】【神の頂き】を獲得しました。》


 《特殊隠しユニーククエスト〔母の願い〕をクリアした為報酬がアイテムBOXに送られます。》


 《虚無級UBランキング9位の堕落した呪蛇神ヴァーナ=ウル・ナーガを討伐した為特殊報酬。特典報酬がパーティーメンバー全員のアイテムBOXに送られます。尚。送られた報酬は他人に譲る事は出来ません。》


 《堕落した呪蛇神ヴァーナ=ウル・ナーガを討伐した為種族Lvが624になりました。獲得スキルは膨大な為アナウンスはカットさせて頂きます。》


 《堕落した呪蛇神ヴァーナ=ウル・ナーガを討伐した為職業Lvが271になりました。職業パッシブスキルが解放されました。ステータス欄で確認可能です。》


 《■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■をパーティーメンバー全員が獲得しました。》






あと二話くらいは亜人界冒険編です。亜人界は存在するモンスターの種類が豊富なのが特徴の世界です。亜人界冒険編が終わった後は閑話としてリアル回が少し続きます。


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