アモンの葛藤
ホームの感想が来てます!って言うのは見るだけで嬉しいものですねぇ///
感想はこの作品の批判などでも大丈夫です。
やべぇよ....PTA来ちゃったよ....父母会に要注意人物として指名手配されちゃうよ!なんとか言わなければ.....!こうゆうのはアモン!お前が一番得意だろ....!
俺はチラリとアモンを見るとアモンは小さくため息をついて下半身が蛇の女の人に話しかける。
「驚かしてすいません!別にその子達に何かしようって気はないんです!」
「テキイハナイミタイデスネ。コノコタチガアワテテテキガキタトイウモノデスカラ。タダ、ソノナカノヒトリノカタハナニカノ称号ヲ。オモチジャナオデスカ?」
称号って言われてもなんの称号か教えてくれないと見つけようがねぇよ.....!?もしや、この!【真の変態】なのか?!違う!俺はこんな幼い子供に性的興奮はしていない!
「その称号とはどう言ったものなのですか?」
「世界ノ敵トイウモノデス」
「世界の敵.....?」
ジョウが首を曲げて考えるがアモンとチャンピオンはグルりと首をまわして俺を睨んでくる。
まずい....!この称号あるの忘れてた....!どうすればいい?どうすればいい?今出せる思考加速をフルに使えフルに!※思考加速Lv.7
俺は考えた末に全身に身体能力超強化を発動させ地面を大きく蹴り飛び上がり下半身が蛇の女の所まで飛んでいく。
「おい!バカタツ....!」
アモンが最も危惧していた事になった。
「すいませんでしたぁ!この称号取りたくて取った訳じゃないんですよ!生まれた時からついてたんですぅ!だから許してくださいぃ....!」
と、思った。だが、結果は全く違うものとなった。タツヨは地面に着いた瞬間に土下座。地面に額を高速で擦り全力で謝罪に転じた。アモンが最も危惧していた実力行使とは全く別の行動だった。
「イエ。ムカシモソノ称号ヲモッテイテモ悪イヒトモイマシタガイイヒトモイマシタ。コチラニテキイがナイコトハワカリマシタ信ジマス。敵ダトカンチガイシテ威圧ヲシテシマッタノデ。オワビガシタイノデツイテキテクダサイ」
俺は土下座の体勢からアモン達のいる瓦礫の上を見て指でグッジョブを作る。それを見たアモンはため息をつき。ジョウは分からずにとりあえずグッジョブをして。チャンピオンはもう既に蛇の人の所まで行っていた。
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ついて行く途中で蛇の人は自分の名前をヴァーナだと名乗っていた。そのヴァーナについていき二日間かけて迷路のような入り組んだ道を進み十個程階段を降りた場所にその大きな門はあった。
「お母さん....ここやだ....」
「ダイジョウブ。ママガココニイルワ。スイマセン子供タチハココガニガテデ。ココニ深淵級ユニークボスガ封ジラレテマス。コノモンスターノ特典武具ヤアイテムヲオ礼トシテオワタシシマス。タダシ。討伐ハジブンタチデシテクダサイ。ワタシハ、サポートダケ。サセテイタダキマス。ヤリマスカ?」
深淵級だと?!
俺はアモン達を連れてヴァーナから少し離れた場所肩を組み小さな声で話し合う。
「おい。どうする?深淵級とか今の物語の進行度じゃ絶対に手に入らないようなやつだぞ!出会えるかも分からん。しかもサポートつきだ!」
「俺は当然受ける」
「俺はお前らが受けるなら受けるぞ」
「俺の狂神化の出番があるなら受けるぞ!」
よし。満場一致で受けるだな!
「「「受ける!」」」
全員でそう言うとヴァーナはニコリと笑い子供を門から離して門を押し開く。小さく開いた門からは空気が大量に出て来て石ころが飛んでくる。
それを全員で目に入らぬように手で顔を隠しながら前を見る。その門は黒い膜が張られていて中は何も見えなかったが中からナニカの咆哮が聞こえた。
「コレハワタシガシタ最高レベルノ結界デス。デハ、イキマショウ」
そう言って真っ黒い膜の中に入っていった。チャンピオンとアモンがそれに続くように中に入って行くのを見て俺達も入っていこうとするが子供達にコートを引っ張られる。
「しなせちゃヤダ!」
そう泣きながら訴えかけてくる少女と少年に俺達は困惑した。
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俺はコートを握られたままアモンの方に振り向く。アモンは膝を折り曲げ泣いている少女から話を聞く。
「どうしていやなんだい?」
「なかのがね!消えちゃうとママも消えちゃの!」
「ワガママ言うなノア!お母さんが言ってただろ!お母さんはもうそろそろで死ななければいけないって!契約だから次ココに人が来たらその人達におれたちを預けるって!ここでは俺達を幸せにはできないって!あなた達の見ていないところでお母さんは居なくなりたいって!お母さんが....お母さんが....ウワアァアアァアアアン」
そう言って泣き始める少年。
要するに中のヤツはあのヴァーナと連動していて中のヤツを死なすとヴァーナも死ぬけどヴァーナはそろそろ死ななきゃいけない。子供達の目の前で死ぬのは嫌だからヴァーナは殺して欲しい。けど、こいつらは母親代わりのヴァーナを死なせないでくれって事か。
俺はアモンを見て頷く。
「良いよ。中の人を倒さなければいいんだね?」
そう言うアモンを遮り俺は言う。
「それは難しい....。約束は出来ない....」
「なんでだよ!」
「俺達は五分近くここに居るのになぜアイツらは呼びに来ない!一度入ると倒すまで出られない可能性!色々考えれば出来ない要因が多すぎる!無理だ!」
そう言われアモンは下唇噛んだ。
俺だって親が居なくなるのは嫌だと思う。こう頼むと思う。ヴァーナは階段で子供達を自分の事のように嬉しそうに話していたのを想像すると尚辛い。
だけどきっと。ヴァーナ自身がこの子達の親として考えた結果だ。幸せにする為にどうすればいいのか。その中の葛藤を想像するのは容易だった。それを思えば勝手に俺達がヴァーナの覚悟を踏みにじるのはダメだ。
それを全てアモンに話した。
「なら!なんでだよ!尚更助けるべきだろ!ゲームだからか!これがゲームだから助けないのか!だから親が居なくなっても良いってか!」
「違う!そうじゃない!親としてヴァーナさんがアイツらを一番に考えてるからこそそうさせてやるべきなんだ!」
「お前には分からないだろうな!親を失う気持ちが!」
そう言われ俺は何も言えなくなる。そして脳裏にアモンの親父さんが死んでしまった時のアモンの姿が浮かぶ。それを思うと助けたいと思うがいずれは死ななきゃいけないと言っているヴァーナの事だから俺達が居るうちにどうにかしないと子供達の前で自殺とかするかもしれない。そんな残酷な事が起きるかもしれないと考えるとやはりヴァーナを死なせなくてはならないと再確認する。
「お前はあんな小さい子に目の前で親が死ぬのを見てろなんて言えないだろ....違うか....?」
「確かに....そうだな....すまん。感情的になりすぎたよ....。そうだよな。子供達が可哀想だよな。そうしよう。でも、俺はトドメは刺さないし出来るだけ動かない。それでもいいか?」
「お前には出来るだけやらせないようにする。俺も悪かったな」
そう言っていよいよ二人で門の中に入る。アモンの目は覚悟を決めた目をしていて。後ろで号泣する子供二人に一切振り向かなかったが下唇を噛み締めて下に俯いた。
少し急ぎすぎですね。申し訳ありません。
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