混ぜるな脳筋
「助かったよありがとうランスロット」
「僕こそ僕の恋の道に道標とアドバイスをありがとう!先程イゾルデ様に見せて来ましたがとても喜んで下さいました!」
ホントに良い奴だな…。ごめんな?長髪が気に食わないからなんて理由なんだホントは。
ま、本人が喜んでるならよし。
「それでは!そろそろコロシアム大会行きますか!」
「え?」
「え?とはなんですか?ここの街に来た理由って大会の事じゃないんですか?」
な〜る〜ほ〜ど〜?そんなイベントがあったのか。俺は聞いとらんぞ!
「じゃあ、街戻ろうか。俺も友達を呼びたいし」
「ペンドラゴン殿のご友人ですか!それは大歓迎ですよ!」
ランスロットはナチュラルに俺の事をペンドラゴンと呼んでいるがアーサーの名前だと気付いている。アーサーの名前を使っている理由を伝えたら泣きながらありがとうと感謝されたなぁ。涙脆いやつだよ。
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「おう!お前ら!紹介するぜ!大地人のランスロットだ!戦った事がないから分からないが多分強い!」
三人はポカンとして俺の顔とランスロットの顔を交互に見て俺を呼び出し話し出す。
「おいおい!あいつランスロットとか言ってるぞ!円卓の騎士の一人じゃねぇか!しかも多分あの人アーサーより強いぞ!」
「あーだよな。お前もそう思うよな。」
やっぱりか。立ち振る舞い的なとか言うつもりは無いが俺の勘がめちゃくちゃ言ってた。アイツは絶対に強い!アーサーレベルだ!ってな。
「で、なんでそんな大地人と知り合いなんだよ!」
「あーこの後の闘技場でのイベントがあるんだけど仲良くなって一緒に行くかってなった。お前らも来るよな?」
「そんなイベントあるのか行くわ」
「俺も」
「円卓の騎士って言うのが分からないが強い奴がいるなら俺も行くぜ」
うっわ!脳筋だ!脳細胞が筋肉で圧縮されてる!
ジョウに関してはこの街から離れた山の頂点に爆裂魔法を炸裂させてるし。先っちょ丸まったじゃん!何してんの?地形変えたいの?破壊神?
まぁ、もうそれは良いとしてランスロットの所行くか。
「それにしてもペンドラゴン殿は特殊ですね上位悪魔にオーガのワイルド個体。極めつけはノーライフキングへと至る資格をもつスケルトンだ!今年の大会は面白くなりますね!」
おっとぉ?ランスロット君。君も脳内筋肉男?マジで?クソォ!イケメンだから脳筋でも許せる!
「おぉ!ランスロット!お前も強いヤツと戦うのが好きなのか!」
「はい…恥ずかしながら…戦うのは大好きなんです。だけどチャンピオン殿!貴方も強そうだ!大会の楽しみが増えました!」
もうこの脳筋嫌い…二人で自分の強いところ言い合ってるし…。
はぁ…ステータス振りしよ…。
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