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水の精霊イゾルデ

 今は…深夜1時か。とりあえずあいつが言ってたガイレツ湖に行ってみっかな。


 俺は近くの雑貨屋に行き地図を購入する。


 すげぇ嫌そうな顔するじゃんあの店主。ま、値段の2倍払ってやったし?ただの迷惑な客ではなでしょうよ。


 ---


 あそこか。

 ん?湖が光ってる…?光の玉が真ん中のボートに…ってフルプレート野郎?!何してんだあんな所で。


 俺はこっそり近付きボートを見に行く。ボートには銀の長い髪の美少年とその美少年を膝枕する光り輝く可憐な少女が居た。

 その少女は俺に気が付くとクスリと微笑んだ。


 マジか。スキル使って隠れてるのに?バレただと?あいつ結構強い…?それとも勘か?

 なんか頬っぺが痒いな…ん?なんだこれ?ぷにぷに冷たいな。ずっと触ってたい…っておい!なんだこれ!


 俺は手元を見ると小さな光り輝く水の少女達が居て俺はびっくりして「うおっ!」と声をあげてしまった。

 小さな少女達はクスクスと笑いながら湖の真ん中の少女の所へと行った。その少女は人差し指を立てて

 それを口元に置く。


 なるほどうるさかったのか。頭下げとこ。

 それにしても透明感がある少女というか透明だな。


 その少女は美少年をゆっくりと膝から下ろしボートを俺の居る陸まで近付けてくる。陸に来た少年の顔は泣き跡を付けて顔を赤くしていた。


 泣いてたのか。もしかしていやもしかしなくてもアーサーの剣を俺が持ってたからだよな?やべぇ!命狙われる?


 そんな事を考えているとクスクスと笑い手招きしてきた。それに着いていくと綺麗な滝と大きな木が立っていた。


「ん?ここになんかあるのか?」


「いえ。そうゆう訳でないです。ただ貴方と話してみたくて」


 喋れるんかい!


「喋れるなら教えてくれよ!」


「まぁまぁ。理由があるのですよ。私はお喋りなんで喋り出すとランスロットを起こしてしまいますからね」


 なるほど。そういえばやっぱりあいつランスロットか。予想通り。


「で、なんで俺を呼んだんだ?」


「え?お話聞かせてよ冒険の。もしかして、ないの?今までの人はいっぱい話してくれたよ!頼まなくても!」


「いや!多分それ冒険の話じゃなくて自慢!武勇伝!」


「違うわ!ランスロットも!ヴァスタも!「俺の冒険の話をてやろう!」って!自分から言ってたわ!」


 ヴァスタの野郎言いそうだなぁ…てか、口調も崩れてきたし。知的で綺麗な女性っていうイメージが崩れて来たな。今は好奇心旺盛なワガママ姫的な感じになってきたな。


「ま、今までの冒険の話くらいいいか減るもんじゃないし」


「ふふん!それで良いのよ!で!どんな話なの?!」


「そうだなまずはウロボロスっていう自分の尻尾を噛んだ龍の神を倒した時の話をしてやろう」


「神?!神様を殺してしまったの?!神様を殺してしまって呪われてないの?!それにどうして尻尾を噛んでいるの?」


「おいおい質問が多いいぞ」


 ---


 それから俺は夜通し話し続け。いや!話させられ続け朝になりランスロットに助けられた。

 その後少女はイゾルデと名乗り水となって消えた。


 それを不思議に思っているとランスロットが


「イゾルデ様は水の精霊様だぞ」


 と教えてくれたがランスロットはイゾルデに惚れているようだ。話している時頬が赤く染まっていた。


 だけど俺は長髪の男が気に食わないから髪を切ればイゾルデもお前に振り向いてくれるんじゃないか?と言ったら


「ホントか?!」


 そう言いながらバッサリと髪を切った。


 ごめんなさい…そんなに行動力があるとは思いませんでした…。

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