ボス戦【一】
戦闘絶対書けないマン
ステータスの振り分けを終え俺は立ち上がり経験値稼ぎの為に狩りをする為に移動を開始した。
狩りと言っても俺のAGIと<黒き剣>の刃翼で走しってるとモンスターが居ても走り抜けたら死ぬしなぁ…。
〈スキル<鎌鼬>を獲得〉
おっ、やっとかこんな感じのスキルが手に入るだろうとは思ってたけど<鎌鼬>かどういう効果なんだろか。
俺は走りながらスキルの効果を確認した。
スキル<鎌鼬>
〔効果〕
発動してから一定時間周りに刃の風を起こす
〔入手条件〕
AGI 250以上で走りながら敵を倒す。
なんかなんて言うんだろうThe鎌鼬みたいなスキルだな。まぁ使えるのは確かだし発動させておこう。
俺はその勢いのまま12階層まで着いたそこからは走ってるだけで一撃で倒せた敵達も倒せなくなり戦闘が増えていた。
そろそろ今日はダンジョンを出ようと思った。
その時……宝箱を発見してしまった……!
俺の…俺の枯れかけていた冒険心がこの目の前の宝箱によって瞬く間に爆発した。
12階層の中を走り回り宝箱を全て開けるくらいに。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「はぁ…はぁ…はぁ…」
よっしゃあ!大量にアイテムGET!アイテム整理は後にして下の階層へ行こう。きっと下に行けば行くほど良い宝箱がある筈だ!一番下の階層を目指そう!
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とか甘い事考えなければ良かった…。
めちゃくちゃ広い空間にいる。それは天井など見えず。右を見ても左をみても暗闇の奥の松明しか見えず。だが、不思議にも薄明るく部屋中を照らしていた。
そんな俺の目の前には。
その様相の鱗は虹色にも見える輝きを放つ白い肌。所々見えるどす黒い赤。何千メートルあるのか分からない自分のしっぽを口にくわえ。ぐるりと渦をまき。地面から少し浮いている。禍々しいがどこか神々しささえ感じる。白と赤と黒の体。
「「我が名はウロボロス」」
声が広い部屋にエコーのように二重に響く。
とか言ってる頭やべぇ奴が居るしデカいししっぽ噛んでるし怖い。発声器官はどこなんだよ。
「「我は二つで一つ個にして完璧な生物であり神だ。
いや、神は昔の事だな。
散々助けてやった人間共は我が持っていた真の不老不死を狙い襲ってきた!憎い…!
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い……!
ふぅ…我は復讐しようとした。だが奴らはそれを許さなかった…その後奴らは言ったお前自身が手を加えなければその復讐は叶うだろう、と。
だから我は待ち続けた!ここで!この場所で!
そしてお前はやって来たのだ!お前に我の復讐を達成する力はあるのか?
いや、ない。我には分かるんだ試さなくてもな。奴らは我に信じ込ませたのだここに居れば我の復讐の代弁者は現れる、とな。
だが、思い返せばおかしかったのだ我の居場所をすでに用意して待っていたのだからな我は最初恐れをなしたのだと思って気分を良くしてそこに入っていった…しかし…!ここは長い時間をかけ我を衰弱させ、完全に我を封印するための場所だったのだ…!
復讐をしようと思う気持ちもここ数千年で失せた…。
何より復讐を成し遂げる力など残っていないわ!なんせ我の力はこのダンジョンに吸われたのだからな!復讐しようという気持ちは薄れど怒りは薄れぬ…。
この怒り最後にお前ではらさせてもらおう!」」
はえ〜。よく喋る野郎だなぁ。てか、もしやこれコイツと戦う展開か?!こんなでかいのと?!
〈試練 〔古き龍神との戦い〕を開始します〉
「おい!お前のイライラを俺で発散させようとしてんじゃねぇ!」
「「お前は分かっていない我にとってお前は地を這う虫けら同然なのだからな!」」
うっわ!性格悪い奴!
とりあえず体力とか色々見てみるかね。
ん、?名前しか見えない?どうゆう事だ?体力ゲージが見えない?
んー。まぁいいかとりあえず殺ってやろうかな。
そういえばこのゲーム何でもありなんだよね、?もしや、物凄いスキルなどを人に譲渡とか出来るのでは、?
そして、こいつは意思疎通が出来る……。そうだ……!
「おい!ウロボロス!俺がお前を倒してやるから!お前のスキル全部俺に寄越せ!」
「「ふむ、なるほど」」
身体をぐるりと一回転させ。ウロボロスは一度考えるような素振りを取りこう言った
「「面白いお前の戦いぶりで考えてやろう」」
「マジで?!言ってみるもんだなじゃ始めようぜ!」
俺は先制攻撃を仕掛けるべく闇魔法<悪しき腕>を発動させ
ウロボロスに飛びついた。
地面の闇から腕が伸びていき、身体を地面に引っ張るように叩きつけた。
が、しかし。
その身体は地面に接するだけで効果はみえない。
「「なるほど、無詠唱は出来ると」」
「はっは!お前は俺に自分の全ての力を渡す事になるぞ!」
「「いやそうなる事は……無い……!」」
ウロボロスは尾を噛むのを止め。その大きな身体は龍のように短い足が生え、その大きな円環の体が伸びた。
そして、その大きな口を開いた。
口に次々とエネルギーが溜まっていくのが目に見える。空間が歪んでいると錯覚するほどの力。表現の出来ないような深い黒い緑色のような塊ができる。
龍の一息だ。
ほーう。ブレスか。だーがー……!
「遅い!」
俺のAGIでは全然よけられる!
そう思ってた時期が僕にもありました。
「お前そのブレス持続すんのかよ!あっつ!いった!死ぬ!」
余裕こいてたら右脚に掠った。
なんだそのスキル!いや、魔法か?!欲しいぞ!
「いやいや!でも俺はここからだぞ!
闇魔法<黒き剣>発動!つ づ い て!<黒き剣>重複付与!か〜ら〜の〜<鎌鼬>!ふっはははは!俺は人を辞めるぞ!ウロボロス!<闇喰>」
俺の周囲には漆黒の闇が覆う。無数の黒き剣が空を舞い。腕の剣がまた闇を深める。身体の周囲にはシュンっと音を立て風の刃が吹き荒れる。
闇喰と宣言した途端黒い生物の口のようなものが俺の背後に出てきた。
このスキルは<黒き剣>と同じく闇魔法Lv.7で手に入る
<闇喰>少々時間使って貯める事が必要な超攻撃魔法。
この攻撃で万が一倒せなかったらようの<闇喰>による2段構えだぜ!
くぅ〜!流石俺。序盤中盤終盤隙がないぜ!
突撃。全ての攻撃が命中する。
キンキンと金属を切りつけるような音をたて。砂埃が舞いウロボロスの姿が消える。
「勝ったな」
定番の死亡フラグを言ってみるがウロボロスは姿を表さない。
ホントに勝ったのか……?
「「ふむ、なるほど。やるな。我も最後の力を振り絞れる位にはな」」
ハハ、そう来なくっちゃな……!
ヒヤリと身体が冷えたのを感じた。
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