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アーサー①

 なるほど…。道理でアーサー弱い訳だ。

 バフ担当だったのかよ。

 聖剣エクスカリバーはあいつの唯一の攻撃スキルって感じかな


 それにしても、数が多いいなぁ。

 プレイヤーが相手なら殺しても大丈夫だな。

 威圧で残り人数六百人くらいにしたけどそれでも多いいなぁ。


 そう思っていたらシムナの顔が浮かび上がる。


 そういえば…<ロト>使ってなかったな


 俺は結界の真ん中で手を見る。


「<ロト>」


 プレイヤー達が一斉に攻撃して結界をこじ開けようとする瞬間に右手をその方向へと向けスキル名を唱えた。


 前方に塩の柱が大量に出来。そして…


 爆散する。


 俺の右腕は白く染まり。右目は見えなくなった。


 なるほど…シムナが死んでしまった理由はこれか。

 スキルの酷使による身体的ダメージ

 仇が居ないってのはいい事なのか悪い事なのか。


 まぁ、いい事にしよう。

 本当の仇は間に合わなかった自分のせいだ。

 そう言うことにしよう。


「なるほど。強いな道化」


「お前は弱いなアーサー」


 距離を置き向き合う。アーサーがこちらに来る様子はない。


 おっ?こいつ威圧かけてきやがった。<王の威圧>か

 かっこいい名前してんな。だけどどんなに王の名を冠したスキルでも。


 神の名を冠するスキルには敵わねぇよ。


 俺は龍神の威圧を発動する。

 するとアーサーの威圧がより強いものとなる。


<騎士王の威圧>

 そのスキルは神の名を冠する龍神系スキルと同じくらいの威力を持っていた。


 当然力はぶつかり合う。

 お互いの威圧が強風を起こす。


 強いな…けどぉ…俺はレベル8しか使ってましぇーんwww残念でしたぁwww

 レベルMAXはつどぅ!


 全力の威圧を向ける。

 アーサーの頭上に兜と甲冑を着た剣を持つ大きな

 金色の影のような物が現れ。

 剣を俺に向かって振る


 そんなんあるの?!初めて知ったぞ…。


 俺は吹き飛ばされ後ろに倒れる。


「だんだんと戦闘の記憶が蘇ってきたよ。」


 なんだとぉ?さっきまでは全然本気じゃなかった

 アピールか?殴るぞ?

 大きく…振りかぶってぇ…!ジャンケンのグー!


 避けられアーサーが後ろへとバックステップする。

 そして俺に向かって語りかけてくる。


「お前はそんなにも強いのになぜこんな事をしているんだ」


「目的の為と楽しいからだよ」


「なるほど…それは人を生き返らせる為とかそういうものか?」


 んー…どうだろう。シムナはもう蘇生出来ないって聞いたし。出来るんだったらするかな?

 出来るんだったらしたいかな


「まぁ、間接的には」


「そうか。

 じゃあ、聖杯を探せ。旅に出ろ。人を殺すのは目的の為なら仕方がないことだ。俺も昔そうしてきた。人の事は言わない。

 だが、出来るのなら無駄な殺しはするな。

 それは、快楽となりやがて心が病む。俺はお前のような強い奴は嫌いじゃない。だから、俺が最も嫌う快楽殺人鬼のようにはなるな。」


「ならねぇよ安心しな。溺れる程溜まった強さはねぇよ」


 俺が答えるとアーサーは目を点にした後口角をあげニヤリとしながら返答した。


「そうか。ならば力の扱いが不得意のようだからな。俺が教えてやる。」


 はい?戦ってるんですよ?今。

 そうですか。あなたにはそんな余裕があるんですね

 はいはい、なるほどなるほど。

 笑えるな。


 ぶっ飛ばしてやる…!



 ____________________________

 〈設定〉

<ロト>

 《効果》

 相手を塩の柱に封じ込める。相手を塩の柱の一部にして爆散させる。

 塩の柱に出来るのはレベル差80以上。

【使用毎にダメージ700。】

【一日5回以上使用すると死ぬ。】※特定のスキルで無効化可能。

 《説明》

 神は怒り。街をふたつ壊す。その時一人の青年と

 一人の少女だけが逃げる事を許された。

 だが、神は少女を殺し。男は激怒し復讐を誓い。

 復讐を成し遂げた。


 そしてその名は『歴史』に刻まれスキルと化した。


 急所。

 首.頭.心臓など人として大事な部位を欠損などをすると大型ダメージまたは即死。

 主人公たつよはとあるスキルによって即死率を大幅に上げている。

 ____________________________



 くっそ…つえぇ…バッファーかと思ってたけど。

 なんでも出来るオールラウンダーかよ…

 さっきのは本調子じゃないって事かよ…。


「いい才能だな。俺のやって欲しくない事ばかりしてくる。あとは口で説明しただけでスキルの使い方が理解出来る飲み込みの早さ」


「はぁ…はぁ…うるせぇ…」


 俺は残りのHPが300を切っていたが。超再生が発動してみるみると回復する。

 くっそ。基礎体力足りねぇ!


「じゃあ、俺がさっきした威圧の具現化の仕方を

 教えてやる」


 マジかよ!良い奴だな!アーサーしゃまって呼ぶわ!



 そして俺は忘れていた。


「だぁー!邪魔だァ!」


 他のプレイヤー達が居るという事を。

 アモン達はニヤニヤしながら俺に魔法攻撃を打ってくるんじゃないよ。




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