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記憶の在り処【ビルド】

 師匠の言ってた通りだ…巨大な魔法陣が空に…!

 しかも発動までの時間が一瞬だと…?!


 ん?バルトいつの間に前に…


 !?


 空の巨大な魔法陣が崩壊する。

 あの巨大で複雑な魔法陣を破ったのは誰なのか探そうと空から目を離したら目の前にいた


 彼女そうシムナだどうやったのかを聞こうとした所でこの国の王様が宣言した


「これは真王国からの開戦の合図だ!どうやら奴らはこの国の城壁を囲んでいるらしい!

 全軍!各方面門から出ていき敵を蹴散らせ!」


 全軍が移動し始め1人取り残されてる時にスレイブが来た


「俺達も行くぞ!」


「お、おう…!」


 ---


 クソっ!これだけ数が多いいのにここが一番人数が少ないなんて…!

 そういえば


「スレイブ!バルト達は?!」


「時計塔の頂上見てみろよ!っと!」


 時計塔の頂上を見ると魔銃が魔力弾を出す時の先端の光が見え「うぐっ…」と声がし後ろから来ていた敵兵が倒れた。


 バルトは指弾だろうからあれはシムナだろう。

 あの巨大な魔法陣に何かした時から凄いだろうとは思っていたがここまでとは。


 しかも拡大魔法陣を展開してる時の紫色の魔法陣が見えないという事は素の視力であれをなしているということか…!


「負けてられない…なっ!」


 あらかた雑兵を片付け終わった頃

 戦斧と甲冑を装備した巨躯な男が現れた。


「俺は!真王国西方方面軍!総指揮官!バリオンだァ!」


 巨大な戦斧を振り回し聖国軍を薙ぎ倒し進撃してくる。


「行くぞ!スレイブ!」


「おう!」


 ---

 場所【最前線拠点】


 夜になり月明かりが眩しい頃自分達の上司である

 バルトに西方方面軍の総指揮官を自分達が倒した事を伝えに行こうとバルトの居るテントへと向かう。


「アモンとチャンピオンは真王国側か。で?ジョウが聖国とアンデッド二人が聖国側に着くとか笑えるな。ジョウははやくこっち来いよ!敵軍倒す度報酬貰えるだぞ!こんなおいしいイベント中々ないぞ!早く来いよ!」


 バルトのテントの中から流暢な喋り声が聞こえる。

 だが、バルトではない。

 場所を間違えたかと思いバルトのテントの中に居る人にバルトの居場所を聞こうと近付く。


 すると中から自分より少し年上か同年代位の少年が出てきて。引き攣った笑顔で顔を出してきた


「な、なにか用かな?」


「あ、バルトを探してるんだけど…知らない?」


「あ、あぁ!バルトね!外で見かけたから呼んでくるよ!中で待ってて!」


「は、はぁ」


 ---


 中でバルトを待ち。報告を終え外に出る。

 すると森の木の陰から師匠が手を招いていた何なのかと思い近付くと耳に手を当てこう言った


『道化達に気をつけて下さい』


「え?」


 この間のやつの事かと聞こうとしたら既に居なくなり近くにはピンク色の綺麗な花びらが散っていて

 久々に記憶が少し戻る時の酷い頭痛がした。



 ____________________________

 〈設定〉

 ビルド

 身長162cm

 年齢 15

 髪色 茶髪

 特徴 八重歯

 ジョブ 騎士

 出身地 不明

 ____________________________



 俺ビルドは15歳より前の記憶がない。

 洞窟内で目覚めた時には師匠が目の前にいて俺を抱き締めていた。


 あぁ、彼女はきっとずっと前から俺を知っているのだろうと一瞬にしてわかった。


 だが、師匠は普段一言も喋らない

 喋るのはいつも俺に危機が迫っている時だけ。


 だから、師匠は俺の昔の事を聞くと困ったような笑顔を向けるだけ。

 だから俺は昔の自分を知る為に一年前から旅に出た。各地を旅していると時折記憶の断片が戻る時がある。多分そこが昔の自分に縁がある所なのだと思う。


 その記憶は毎回自分とは思えない程の目線の高さでほのぼのとした日常だけが流れてくる。


 赤髪の男がエリーと呼ばれる少女に怒られていて

 赤髪の男が俺に助けを求める場面だとか。

 アサシンとだけ呼ばれる男が大量の菓子を手一杯に持ちそれを金髪の男に奪われ怒っていたり。


 それはずっと見ていたいと思うような光景が流れるが。

 毎回最後にはウロボロスとバハムートと呼ばれる龍達といつもの仲間達が何者かに倒された光景と


 血と世界の焼け焦げる臭いだけがした。


 ---


 そして今日久し振りに記憶の断片が蘇る時の痛みを感じた。だが、今日は何も見えず酷い頭痛だけが続いただけだった。


 ---


 無限と感じられる程の痛みを受け続け痛みが引いた頃ちょうど通り掛かりの新兵に助けられ医務室へと連れて行ってもらった。



 その新兵の名はジョウと言うらしい。バルトと随分親しげだった。


「今日は休んでるといいよ」


 新兵の彼にそう言われ目を閉じ眠りにつき。

 きっとここは昔の自分と関係がある場所なのだろうと確信し明日はここを調べる事を胸の中で誓った。

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