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スレイブてめぇはダメだ

お陰様でランキング乗りました!

ありがとうございます!てことで朝12時に投稿する予定だったものもうあげちゃいます!

 王との邂逅が終わり日が沈んだ頃。


「ごめんねタッツ。騙したみたいでこうしなきゃ一緒に行動出来ないでしょ?」


 可愛い。


「もうちょいこっち寄って」


 俺は手を広げシムナを待つ


「え、えーっと…はい…」


 顔を赤くしてモジモジしながら近付いて来たシムナの頭に手を伸ばし…


 拳を強く握り強めのゲンコツを落とす。


「い、いたーい!何するの!」


「騙してきたからお返し」


 シムナは涙目になりながら頬を膨らます。


「もう!早く兵舎行こ!今日はもう寝る!」


 兵舎…兵舎か…どんな所なんだろうか…


 ---


「おぉ、思ってたよりキレイだし広いな」


 ベッドもふかふかだ。

 これは大当たりですわ


 てか、開戦まで一週間前なのか

 イベント告知のワールドアナウンスがそろそろ出るのかな?それとも気付いた人だけ参加可能みたいなレイドイベントなのか?


「ま、今日は寝よう。」


 ---


「「「よろしくお願いします!」」」


 八人の少年少女達が頭を下げる


「えーっとよろしく?」


 頬を掻きながら言う


 俺は軍服の帽子を深く被りチラリと前を見る。


 うん

 なんだろう凄い見覚えあるね君達。男の子の方に関してはスレイブ君だよね?

 赤髪の女も居るし。


「この長い木の筒は何に使うんだ?!」


 お前コラ!茶髪の八重歯!お前Aブロック優勝者のビルドだろ!

 勝手に物を弄るな!


 あれ?そういえばこの間いたあの色気ある師匠は?


「ハハハ、それは一応武器だからあまり触らないでくれると嬉しいな。

 とりあえず今日は体験入隊って事で訓練だけしてって貰うけど大丈夫だよね?」


 ____________________________

 〈設定〉

 自動魔法術式構築杖

 通称【魔銃】機械界出身のヒューマンが一昔前に広めた戦闘用高速術式構築杖。

 今では様々な形に改良され

【狙撃魔銃】【陸上戦闘魔銃】【空上戦闘魔銃】

 と分類される程の改良がされている。

 燃料は火薬ではなく魔力。銃弾は無く魔力を込める事によって魔力弾を強化する術式が自動構築される。


 シムナ愛用銃

【狙撃魔銃】異界人達からはスピッツと呼ばれる形をしている。

 シムナは魔力が少ない為連射型の【陸上戦闘魔銃】は使わない。

 ____________________________


「そんな訳でまずはどの魔銃に適正があるのか正確に確かめるため冒険者ギルドでも使われている鑑定石を改良したこの特別な鑑定石に手を当ててください」


 なるほどなるほど。


 俺の適正は連射型魔銃か

 適正はそうでも俺は単発式の銃の方が得意だし

【狙撃魔銃】にするかな。

 格神でもリボルバーしか使った事ないし


「あっ!俺はなんか【機関魔銃】って出た!」


「えぇ?!ホントですか?もしかして五属性全てが使えるのですか?」


「ま、まぁ一応」


「凄いです!直ぐに本部に連絡してきますね!」


 流石やれやれ系主人公スレイブ君。


 って…やべぇ…

 シナムが居ないから俺だけなのかここに居るの。


 気まずっ!


「あ、あのぉ…全員終わったんですけど…どうすればいいですか?」


 やべぇな…

 顔もバレてるし。あっ、今すぐにSP使って隠せるスキル取ればいいんだ!


 えーっと…幻影魔法…?

 これだ!


 幻影魔法を発動し発動場所を顔に絞る。


 発動した途端に顔に黒い影がかかる目の部分は片目だけ赤く光顔全体が黒い影に沈む。


「ソコデマッテイロ」


 声もバレてるだろうから片言で喋り声も幻影魔法によってノイズがかかったような声になる。


「は、はぁ…」


 よしバレてないなただ一人を覗いてだけど

 赤髪の女。そうお前だ。俺の顔をジロジロ見るな。

 失礼だとは思わないのかね?


「あの〜…名前を聞いても〜…いいですか〜…?」


 ちっさ!なんか眠そうな女の子だな。


「ナマエハ、バルト、ダ」


「バルト〜…さん〜…ですか〜…?」


 ハキハキ喋らんかい!って言いたいな。

 それにしてもやっぱりスレイブ君のパーティ個性的だな


 緑髪ベリーショートの男装女

 アイマスクをおでこに付けてる眠そうな毛量が凄いツインテール茶髪

 赤髪ロングの魔法使い

 青髪のハーフツイン白衣女

 黒髪ボブのオドオドしてる女


 女ばっかじゃねぇか!


「あの、バルトさんは銃を背負ってないみたいですけど何でですか?」


「オレハソンナモノナイホウガツヨイ」


 俺は前を向きながら右にある的を指を銃の形にして指先に魔力を溜めて打ち出す。


 目にも見えないほどの小ささで龍神の眼を使ってる俺でもやっと見える程の小さな魔力の凝縮体が的に当たる。


「えっ、これだけ?」


 スレイブ君がそう呟いた途端に爆発が起こる。


 目の前で爆発したため爆風が強く俺とビルド君以外は顔を腕で隠し足腰に力を入れて耐えている。


 その後スレイブ君が一言


「す、すげぇ…」


 うん、ホントに凄いよね

 俺もこんなに威力出るなんて思わなかったもん。

 魔力八千しか使ってないからあんまり効果ないと思ったらこれだよ。


 信じられねぇ…


「なぁ、俺にも教えてくれよ!やり方!」


「えっ?」


「え?」


 やべぇスレイブ君が意味のわからないことを言い出すから素で聞き返しちまった!


「今誰が喋ったの?」


「ナニカキコエタカ?」


 てか、これのやり方とか指に魔力溜めて発射するだけなんだけど。

 何教えればいいの?


「ユビニマリョクヲタメルハッシャスルイジョウ」


「え、それだけ?ほんとに?」


「ホントニ」


 スレイブ君が真似するように指に魔力を溜める。

 しかしすぐに霧散した。


「いや、やっぱり出来ねぇよ!」


 こいつタメ口が酷いな一応俺王様から階級曹長にされてるのに。

 ま、俺もバッチに関しては理解してないし

 しゃーないちゃしゃーないか。


 ま、とりあえず先に注意はしておかないとな。


「コレデモオレハジョウシダチャントケイゴヲツカエ」


「あんた、割と細かいんだな!」


 はい、プッチーン礼儀を教えたりますわ








次回スレイブ君視点。


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