王との邂逅と部隊の配属
今章は長くなりそうです。どうぞお付き合い下さい。
今話は詰め込みすぎるアレかなと思い区切りました
赤髪の女にファイヤーボールを街中で撃たれてから数分後。
俺はシムナ後を追いかけ兵舎と嘘をつかれ王城へと連れていかれていた。
あ、シムナってさっきの森の子な
「それにしても雪が凄いな。来る途中で雪みたいなので氷ってる兵士が居たけど今から助けに行くか?」
「そうですねここら辺は北に近いですから。多分その方もそろそろ救助されてますよ大丈夫!」
へーそうなのかー
じゃねぇよ!ここどこからどう見ても王城だろうが!
このチビ女俺の事騙しやがって…
まぁここまで連れてきてくれたんだし殴ろうとは思わないけどな。
多分雑用が多いいから手伝って欲しい的なあれだろ仕方ない手伝ってやるか
「あっ、今から王に会いますから軍服のシワ伸ばしておいてくださいね!」
ぶっ飛ばす後で王様に会ったあとぶっ飛ばしてやる…!
シムナが目の前の巨大な扉をコンコンと二回ノックをする開けられるか心配で手を伸ばしたら笑顔で優しくシムナに手首を捕まれ横に首を振られた。
シムナは足を揃え綺麗な敬礼をすると高らかと宣言した
「シャリアン聖国!国防陸軍!
シムナ!ただいま帰還致しました!」
するとドアを二人の軍服の男がめいっぱい力を込めて開いた。
シムナは俺の方を見て可愛らしく笑いかけると
クルリと顔を前に向け短い金色の髪を揺らした。
んー可愛さの得点は100点満点中105点位ですね。
文句無しです
俺はシムナの後ろを付いていき玉座がある階段の目の前で膝を曲げ手を胸に当てる。
すると若い整った顔立ちの男が横の赤いカーテンから現れて豪華な玉座に座った。
「ご苦労シムナ我が聖国の宝よ良くぞ無事に帰還した後で褒美を授けよう」
「ハッ!勿体なきお言葉、感謝します!」
シムナが立ち上がり敬礼をしたのでそれに合わせて敬礼をする。
「してその後ろの者は誰かな?」
「ハッ、彼は私の怪我を治癒してくださった恩人であります故ここへと連れて参りました!」
俺は敬礼を続けこの国の王の方を見る
目が合った。
その目には威圧感があった。
今まで受けたような敵意ある威圧ではなかった。
逸らすのは失礼だと思い拳を強く握り力強く見返した。
不味い…!
力み過ぎて<威圧>を発動させてしまった。
するとこの国の王であろう男は大笑いをした。
その笑い声ですらまるで綺麗な楽器のように聞こえるほど美しい声だった。
「ハハハハハ、ハハハハハ
こんな男を私の前に連れ出してくるとは!取り繕うのもバカらしくなるではないか!してシムナよお主この男をどうにかして欲しくて連れてきたんだろう?要望を言うてみい」
男は足を組み玉座の肘置きに肘を置き頬杖をついた
「ハッ!是非彼を私の部隊に配属して頂きたく申し上げます」
なるほど要するに俺の超再生を買われて一緒に戦いたいってことか?
あれ?俺なんか自然とこっちの国に付く流れになってないか?別にいいけど。
「シムナお前の部隊に入れるとは本当か?
あの日以来誰とも組まなかったお前がこの男とは組むのか?」
「ハッ、私の部隊は私以外いません。問題は無いはずです」
「だが、お前がいくら強かろうと二人では貴族連中を納得させられない。そこで近い内戦争開始の為の兵達の鼓舞として凱旋をする為に新兵を募っている八人程お前の部隊に加えるというのなら許可しよう」
えーと?シムナは強くて今まで一人で戦場を駆け回ってたけど俺のスキルが強力だから仲間に加えたい
けど、一人では認められるけどぽっとでの謎の男と二人組みでは貴族連中が納得しないから
せめて部隊として成り立たせる為に八人くらい部隊に入れろって事?だよな?
シムナは俺の方をみて少し残念そうな顔でこちらを見てきた。
意味が分からなかったがとりあえず頷いたら。
申し訳なさそうに笑った。
その姿を国王はニヤニヤしながら見ていた
「分かりました!八人必ずや有能な人材を確保します!」
こうして俺のシャリアン聖国につくことが確定した。
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