卑怯
閲覧数見に来たら明日の6時に設定してました…危ない危ない
「俺がお前のボス戦だ」
「ハハハハうんうん面白い事を言うね。僕を倒せる気で居るのかな?」
すごい自信だな。なんだか俺が会うNPCっぽいヤツらって自信満々だよななんでだろ。まぁ、いいや。
「倒せるさ」
「うんうん君の種族レベルいくつだい?」
「種族レベルは327だ」
職業レベルがないのが悲しいけどねぇ竜種だからないのかな?
「うんうん凄いじゃないかだけどレベルが700以上差がある敵とどう戦うのかな?楽しみだねぇ」
赤髪の男が糸のような目を少し曲がるくらいに微笑む
糸目キャラの怖い顔だ!これもしかして負けイベか?
そう思わせるくらいに糸目キャラは威圧感あるよな
「ま、それでも負けるつもりはないぜ」
足だけに<加速>を集中してかける間合いを一瞬で詰めて加速を解く。
「おっ、速いね良く見えなかった」
よしだいたい分かった。加速をかけて全力で動くと良く見えないって事はもっと早く動けば奴は俺のAGIには着いてこれない
「あんたもAGIあげとけば良かったなそしたら見えたのに」
「見るだけならAGIはあげなくていいんだけどね」
は?そうなの?待って待って聞いてない本当にそうなら作戦一つ潰れるんだけど?
「戯言を」
「うんうん試してみるかい?」
一ヶ月の間で手に入れた新スキル<韋駄天>取得条件はスピードホルダースキルを持っておくこと。気付いた時にはテンション上がったね〜これ。使わせてもらおうかな
「<韋駄天>」
VITを0にしてAGIを2.5倍する。
<加速>の完全上位互換だ目で追えられたら一つ目の作は失敗確定だな
<韋駄天>使用中は思考も加速するのか良いねぇ強いね!
「じゃ、さくっと背中いかせて貰いますわ」
怨恨真太刀を抜き超スピードで背中に刺す
「よっしゃ刺さった!」
<韋駄天>を解除して立ち止まろうとしたらあまりの速さで回転してしまった
でも、てことは目では追えていない勝ち筋が増えた。刺した時心臓を狙った筈だが速すぎたな一撃即死はさせれなかったか。
「うんうん良いね良いね元気だね。あっ、刀は返すよはい」
やっぱりまだピンピンしてるか。ここからが本気だけどな見えないからって慎重に行こう。
「じゃ、もっかい俺のターンて事で」
って動けない…?何かデバフが?恐怖かよ笑えるな精神攻撃無効の筈なのに。てことは無効化を超えてくる威圧かおもしれぇな。
「あんた名前は?」
「この威圧で喋れるのか驚いたな名前はリチャード・ニンニルって言うんだよろしくね」
外国人プレイヤーか?NPCか?分かんねぇな名前聞けばわかると思ったんだが
「そうかじゃあリンって呼ばしてもらおうかな」
「お前がその名で呼ぶな」
あ、キレた。おっと地雷はっけーん。
「まぁまぁ、落ち着けよリンくん」
「その名で呼ぶなと言っただろ!あっ…エリー…エリー…エリー…助けてよォ」
えぇ…きもあっ威圧とけた。って、ん?アイツのHPバーめちゃくちゃ減ってね?もしかして大技的な?
「逃げねば(使命感)」
ニンニルの立っていた場所が赤白く光る眩しいな。この感じ爆発系か?それとも変身系か?
うおおおおぉとか叫んでるし変身系かもな
空が不穏になってきた雷とか鳴ってるし。あ、落ちたアイツの真上じゃん。
「やれやれ少年どこに行くんだい」
後ろからニンニルの声がした
「は、ハハ笑えねぇ冗談だな小さくなったか?」
「冗談じゃないよ小さくなったのは確かだね」
ここまで強くなるか?普通
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〈設定〉
<韋駄天> <加速>は持続魔力消費型
変身系スキル特定のアイテム、条件達成でスキルを取得可能
変身後リチャード・ニンニル
身長160 元2m70㎝
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場所【???】
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死ぬとこんなとこ来るの?真っ暗だな。<闇喰>とはまた違った暗さだな。
「ん?なんかいる?」
奥の方になんか立ってるなあそこ行けば会場に戻れるのか?行ってみるしかないか。ほんとに何も無いなただ歩くしかない、か。
何かが足に絡みついた
「ま…ッテ」
えぇ…怖い怖い
「マッて」
んぅ…まぁ戻っても暇だろうし少しだけならいいか
「なんだ?何か用か?」
膝を曲げて足元の奴に話しかける
「タオしタ…クなイノ?」
誰を?ニンニルを?倒す?無理無理諦めるしかないよあんなの無理無理。
「マ…タにげルの?」
は?逃げてはねぇよああいうボスはもっと強くなってから倒すもんなんだよだから、無理。しかも俺人型でステータス半減してたし。
「ニげてる」
だから逃げじゃねぇって
「ニげ」
逃げてない
「にげ」
うるさい
「また、逃げるんだチャンスがあるのに」
死んだんだチャンスなんてない
「あるじゃん君はもう円環から外れてる命のループの外側の者だ。円環に戻る事も出来れば一時的に出ることも出来る犠牲はあってもそれが出来るんだ。なぜしない?逃げたいからだ」
うるさいうるさい。誰かわからないお前に何故そんな事言われないといけないんだ
「私が僕が俺がここに入れたって事は君はアイツを倒したいと思ったから居るんだ選べる者がしない。それは逃げだろ?」
確かに一理あるのかもしれないだけど戻ったとこで倒せない見たらわかるわあんなん。
「なら修行すればいいここは意識の世界なんだから強制的に倒せるまで強くなってもらうよここで過ごす時間は生き返った時忘れるからね」
するとは言ってないだろ!
「しないとも言ってない」
ほんとに倒せるのか?アイツをあんな奴を。
「倒せるかじゃない倒すまでやるんだよ」
お前俺に似てないな
「そんなはずないよ俺は君なんだから」
は?まぁ想像の世界ならそうゆうことかでも、まさか変身であそこまで強くなるなんて卑怯だよな。
「なら君も卑怯を手にすればいい目には目を」
卑怯には卑怯…か。どこの法典だよそんなん書いてないやろま、そうゆう事なら挑戦するのも悪くない。
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