佐々木
短め
仮面も付けてないのによし今からでも遅くない付けるか
「そこに、居るのだろう?」
「まさかバレていたとは」
いや、ただのカマかけです。だよな影見えてたもん。
「まぁ、俺にあんたと戦う意思はない少し観察させてもらっただけだ」
はい、絶対うそ〜殺す気満々の癖にぃ。ここは乗っとくかな。
「我も弱者をいたぶる趣味はない」
「まぁ、これでも中々自信はあるんだがねぇ…試してみるますかい?」
何だこのクソデカ侍ヘッド。串とか噛んじゃって。そのくせ戦闘狂とか怖すぎワロタ。威圧レベル8位で分かるだろ。
「凄いプレッシャーだ確かにこれは口だけではないようだ…」
「分かったのならその串もしまえ」
そうだあの串は龍神の眼を使ってこっそり見てみた結果マジックアイテムって事が分かった。しかも逸話級のユニークアイテムだ効果は分からないがどこかのダンジョンで拾ったのかな?俺も欲しい。
「まさかこの串まで見抜かれるとはおみそれした」
心底驚いたような顔をする侍ヘッド。
ま、効果はわからないけどな。
「刀を背負って居る所を見て刀を扱える方と見える少し手合わせ願えないでしょうかな」
ん?殺し合いって事?
「貴方の様な大太刀と普通の太刀を二本持った方は久しぶりに見まして。どういった剣術か見てみたくて」
なるほどな。でも俺にメリットがないな。
「我に得がないな。受けかねるな」
「なるほど…では、この串を差し上げましょう」
え!ほんとに?!するする!
「なるほどならば良かろう掛かってこい」
刀を両方抜く怨恨真太刀の効果で辺りが薄暗くなる。だが刀の所有者である俺に効果はないそして。焔鬼の大太刀は燃え盛り唸る。
「なるほど良い刀をお持ちだ。ならば私も行かせて頂く」
?っていや刀でかっ!
「この刀は我が故郷で使い続けた特大の大太刀。
名を備前長船長光と言う…では、佐々木参る!」
あ、やっぱり?コイツ多分NPCだな。刀の名前聞いた時からそうだったけど佐々木小次郎がモデルか?しかもかなり強いな多分だけど。
「どうしたのですかな?来ないのですか?」
仕方ない挑発に乗るか。よいっしょっと。足に力を込め地面を蹴り飛ばし突っ込む。焔鬼の大太刀で峰打ちして吹き飛ばそうと思っていたが…重いな。
少し後ろに飛ばせただけか。
「いい速さと力の使い方が出来ているそれでは拙者の出番ですかな…」
小次郎(仮)は吹き飛ばされた距離がある状態で刀を振った。
これは…斬撃かよ!遠距離攻撃可能な剣士とか強過ぎやろ!とりあえず<加速>で避けてっと。
って…曲がるのかよ!なら…小次郎あんたにはこれをやるよ!格神の剣仙から教えて貰ったこれをな!
「【剣閃魅更木】」
二本の刀を利用した突き。怨恨真太刀の方は防がれたが焔鬼の大太刀はふくらはぎに刺さった。
「なるほどなるほど…強い方だ。手合わせ感謝する貴方には勝てるか分からないな」
勝てる自信があったってこと。まぁ、多分あの感じ剣仙と同じ感じだと思うな本気だと強いから自分に縛りをつけてるタイプ。
第一位のジャブくんを倒す為に上位ランカー達に技と技術を教えて貰い習得した技が効かない相手も今後出てくるのかもな。
「約束通りこの串を渡しましょう。」
よっしゃあ!まさかイベントでユニークアイテム貰えるなんて。
「では、拙者も休んだのでここを離れさせて貰いますかアソコの滝の裏は拙者が作った場所ゆえ好きに使ってくだされ。では!また会えたら!」
一瞬にして消えた。マジか。STRが強いタイプかと思ったらAGI特化だったのか。ジジと同じくらい早いな。
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