表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

オマジナイを使う者の登場

「はじめまして。リリスと言います」


とある高校の2年の教室に、1人の異国の美少女が転校してきた。


長く美しい銀髪に深海のような瞳、クラスメート達は一気に夢中になった。


その中でも一際強く見つめている少女がいた。


容姿は普通で平凡、しかしリリスを見つめる目には情熱が宿っていた。


その視線に気付いたのか、リリスは少女を見て、ニッコリ微笑んだ。


少女の胸は高鳴った。


そして偶然にも、リリスの席は少女の隣になった。


二人の仲は急速に近くなった。


明るく社交的なリリスと、消極的な少女。


少女はやがて、胸の内をリリスに話すようになった。


小さい頃から消極的で、中々友達が作れず、悩んでいたこと。


一つ年上の3年の先輩に、密かに憧れていることを。


けれど先輩はいつも一緒にいる女の子から、ほとんど離れることはなく、楽しそうにいることを。


「そうだったの…。ねぇ、もしよかったら、良いこと教えてあげましょうか?」


リリスの地元は、オマジナイが流行っていたらしい。


少女は教えられるままに、オマジナイを行った。


その効果は次の日、すぐに起こった。


廊下で先輩とすれ違った時、ぶつかり、荷物を落としてしまった。


先輩は申し訳なさそうな顔をしながら、荷物を拾うのを手伝ってくれた。


そして謝ってくれた。


わずかながらも、一緒にいれた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ