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オタクは修羅場をくぐるべし  作者: 朔夜☆彡.。
2章 恐怖の手紙
9/10

第八話


『昼飯どうする?』


紅が授業中に後ろから声をかけてきた。


『弁当届けてもらうけど?』

『そうじゃなくて場所だよ場所!』

『場所?教室でいいだろ?』

『チッチッチッ』


今どきそれをする人いるのですね!てっきりマンガやドラマの中だけだと...

とりあえず俺は教室で食べたい。それだけを望んでいた。しかし


キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン


チャイムと同時に俺は紅に肩を掴まれた。


『弁当持ったか?』

『だから教室でって』

『甘いなっ!俺に任せろ!』


紅は俺の制服の袖を引っ張り廊下に連れ出す。


『あの...久美くん...』


そんな声が聞こえたが紅は進むことをやめてくれなかった為に立ち止まる事が出来なかった。誰かは分からないが分かったら謝っておかないと...それもちゃんとした礼儀である。

紅に何処に行くかは聞いてないが屋上か中庭だろうそこが高校を代表する弁当ポジションではないだろうか。

俺はそう考えていたが甘かった。紅の行先は俺の想像を大幅に超えていた。そこは...


『って、何処だと思ったらなんで便所飯?』

『だってクラスの雰囲気がさ...』

『居心地悪いのか?』

『とても青春してますオーラが凄い出てて居づらかったんだよ...』

『なんだよそのオーラ...』


正直、紅が何を言っているのか分からなかったがここは付き合う事にした。


『教室以外でいいなら屋上か中庭でもいいんじゃないのか?』

『ははは、甘いなっ!屋上は安全面の為封鎖していたし中庭はそもそもベンチがない』

『それで結果便所ってわけか...』

『そういうこと!』


何そのいかにも自信満々の顔は!俺は高校最初の昼ご飯が便所飯で少し気にしていたんだぞ!

付き合うけども場所他にもあっただろ...

なんて思っても言っちゃ駄目だからな!交友関係で大切なのは言うべき事なのか言うべきでは無い事なのかを考えて発言していけばそう争うにはならないんじゃないかな?俺はそう思うぞっ!言わなくていいことを言われたらそれは怒られるさ。俺だって起こりくなる。


『今日は最後まで付き合うよ』

『あ"り"か"と"う"』

『それ位で泣くなよっ!』


俺は紅の背中を優しく叩き、弁当を食べ始めた。相変わらず美味いな


『そう言えば朝の思いつめた顔してたのは解決したのか?』

『まったく手付かず』

『そっか...なんならこの俺が協力するぜ!』


さっきまでの弱気の紅が嘘のように感じるくらい強気の紅が出てきた。お前まさか二重人格か?ってそんなわけないか

俺は今朝の下駄箱の事を話した。柱からの視線以外は


『ラブレターっていう可能性は?』

『ないないっ!まだ始まって2日だぞ?』

『一目惚れって言うやつかもしれないな、これがラブレターならな』

『ラブレター以外の可能性は...』

『予告状または挑戦状?それともあしたの』

『それ以上は言うな...』


思わず止めてしまった。止めなければ色々問題になりかねないから仕方ない。


『開けては見ないのか?』

『今のところ開けるつもりは無いかな』

『中身が気になるな...』


紅は俺の方をチラチラと見てくる。開けたいなら開けたいで素直に言ってくれよ、察するのが大変じゃないか。


『開ければいいじゃん』

『えっ!?いいのか?』

『多分俺宛だし開けても問題は無いだろうけど俺は見ないからな』

『なんでだよっ!』


紅からチョップが飛んできたが真剣白刃取りで止めてやった。


『なんでだよっ!』

『だから何がだよっ!今日のお前語彙力皆無だぞ...』

『んなもん知っとるわ!俺が言いたいのはなんで取ったんだよ!って事だよっ!』

『身の危険だから侵害反射だ!』


そんな事をしてる間に昼休みの終わりを告げるチャイムが校内に響き渡っている。そして、俺たちは何事も無かったかのように教室に戻っていく。


『早く手紙見ないかな...』


とある教室で手紙の差出人はそんな事を呟いていた。


『そうだっ!これならきっと読んでくれる!』


そう思った差出人はまた何か書き始めた。いひひと言いいながら...


『明日また会おうね』

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