表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オタクは修羅場をくぐるべし  作者: 朔夜☆彡.。
2章 恐怖の手紙
8/10

第七話

『おはよ〜』


学校の朝は大抵これから始まる。学校だけではなく会社でも挨拶から始まる。だから皆も挨拶しようねっ!


俺は基本無言でクラスに入る。挨拶しても返してくれる人はまずいないだろう...

そんな中『おはよ〜』って言える人は物凄く超人なんですね!


『はぁ...』

『どうした?』

『おう、紅か』


ほら!いきなりだとおはようよりも先に驚きの声が出てしまうんだ。仕方ない、仕方ない。


『今日は一段と落ち込んでるのな』

『朝から色々あって疲れてるんだよ』


本当に色々あった。二度寝させた桜がいつもどうりの時間に起きたまでは良かったんだよ...

それから朝飯は焦がすし...弁当作り忘れるし...


『そ、そうか...なら今はそっとしておくとしようか』

『そうしてくれると有難い』


紅に気を使わせてしまったことは申し訳ないと思ってはいるが疲労が溜まりすぎて素直に甘えてしまった。

紅が自分の席へと戻って行った。真後ろだけどね...そして今朝、妙な出来事が起きたのを思い出していた。


今朝俺は学いつものように校へ登校していつもように下駄箱へと向かう。その後からがとても妙であった。


『だるぃ...あのやろぉ〜』


桜の愚痴を言いながらの登校なんて珍しくはない。いや、ほぼ毎日のように言っているかもな

そんな事を思いながら俺は自分の下駄箱のフタを開ける。すると中から可愛い封筒に入った手紙らしき物が地面へと落ちていく。


『なんだこれ?』


俺は気になり思わず拾ってしまった。

宛先ないし、誰からかも書いていない...誰かが間違って入れたのか?それとも悪戯か?

そんな事を思っていると廊下の柱付近から視線を感じた。思わず振り向いたが俺が振り向いた時にはもういなくなっていたらしい。


『なんなんだ...?』


ある意味怖いぞ、この類いは...


『それにしても宛先がないから開けるにも開けれられないよな...』


勝手に開けて面倒事になるのも嫌だけどほぼ確実にこれは俺宛って事で間違いはないらしい。さっきの視線...あれは絶対に俺に向けられたものだった。


『とりあえず紅に相談してみるか...』


しかし、会って2日で馴れ馴れしいと言うか...まだそんな仲では無いと思うから今回は自分でなんとかしてみるか。それでも駄目だったら紅なり涼なり相談に乗って貰えたらなと思っている。

桜?相談しても無駄だろうな、それち手紙を勝手に開けそうだしな...

開けられると今以上に大変な事になりそうな気がして仕方がない。


『とりあえず教室行くかな』


俺は手紙をカバンのポケットにしまい教室に向かい、今に至るというわけ。


『これからどうしようかな...』


それよりクラスでこんなにブツブツ言ってたら気持ち悪がられそだしやめよう。

と、とにかく手が付けられない。差出人が分からない以上何をしても意味が無い。


『はぁ...』


高校生活の先が思いやられるよ....



一方その頃、差出人は...


『早く開けなさいよっ!』とか

『まだなのっ!』とか

『まさかのスルー!?』とか言っていた。


それを見ていた人達は見てはいけないものを見た時のそうな顔で通り過ぎていった。校内にフード付きパーカーを着てマスクにサングラス。怪しまれるのが当然である。


今回は軽く書きました。m(*_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ