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オタクは修羅場をくぐるべし  作者: 朔夜☆彡.。
1章 始まりは曲がり角
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第四話


入学式が終わり教室に戻ってきた俺は自分の椅子に座っていた。クラスで委員会や係を決めている。俺は正直なんでもいい。今後が心配でそんなの気にしてられない。


『なぁ、やっぱり元気ないぞ保健室でも行くか?』


後ろの席の紅が心配して声をかけてきた。


『大丈夫、問題ない』


俺は強がりそう答えたが問題だらけである。クラスの雰囲気に馴染めるのか...クラスの人と上手くやっていけるのか...解決策が見当たらない問題しかない。勉強と部活は?って勉強は授業聞いてればそれなりの点数取れるし、部活は入る気は全くない。家でもすること多いのにそんなのに時間を使えない。


『ならいいんだけどよ』


紅も分かってくれたようで自分の席についた。物分りもいいんだな...本当に良い奴に目を付けられたな。


『みんなこれで決定な』


クラス担任がそう言った。クラス中『は〜い』と適当な返事ばかりである。俺は返事すらしてない。そもそも聞いてなった。


『お前副委員長だぞ』

『なんの?』

『クラスの』


えっ?そんなのにはなった覚えないけど...

なんでもいいって担任に言っちゃったせいで皆がやりたくなさそうなものに選ばれた。なったものは仕方ないから頑張るさ。


『それで委員長は?』


俺が紅に聞くと『後日集まりあるからそこで』と言われた。今言っても良くありませんか?そう思いながら『わかった』とだけいい担任が話しているっぽいのでそちらを向く。


『明日から普通の授業だから準備忘れるなよ』

『『『『は〜い』』』』


またしてま適当な返事。やる気あるのかこのクラスは。俺が言える立場までは無いけど...


『じゃあ明日な』


担任がそう言いホームルームは終わった。もう帰っていいらしいので俺は下駄箱にダッシュで向かった。何故かって?学校から早く出たいって気持ちもあったが今はそれではない。早く帰らなければ...

俺は急いで家まで走った。鍵を開け家に入る。


『ただいま』


家には誰もいないらしく返事がない。涼も学校だし、桜は何処に居るか知らない。リビングの電気を付け、俺は部屋に籠る。それはネットゲームをするためだ。


『今日は皆来るって言ってたからな』


部屋の中でブツブツ言いながらパソコンの電源を入れログインし、ギルド酒場に潜る。


『まだ誰も来てないか...』


少し悲しくなったが待てば来ると思いしばらく待っていた。しかし、しばらくしてもギルドメンバーがログインすることは無かった。おかしいと思いスマホでギルドのグループを見てみると『今日無理っぽいわ』『我も無理じゃ...すまぬ』『ごめんね、私もきついかも』と書かれてあった。


『なんだとぉ〜!』


今日の苦痛をここで癒そうかと思ってたのに...

皆にもリアルがある事は分かっている。けど...


『うわぁ〜〜〜』


俺はベッドに飛び込み枕に顔を食い込ませた。ギルドは四人だからこうなるのも仕方ない。人数が多いところだと誰か1人はログインしている状態なんだろうな...

ログアウトしてスマホを見たら涼からメッセージが届いていた。


今日少し遅くなる!夜ご飯までには戻るけど...

夜ご飯作っといてね♡


なんと痛々しいメッセージだ。♡は余計だろうよ...

涼に了解と送り返し台所に行く。今日は俺と涼だけらしいので手軽に作るとするか。勿論料理は出来る。それなりにだけどな


『何があるかな?』


食材を確認するために冷蔵庫を開ける。


『こ、これは...どういうことだ...』


なんと冷蔵庫には父のビールしか入ってない。あの野郎...と思いながらリビングのソファに座る。その時涼からまたメッセージが来た。


食材ないと思うから買って来てね^^


こんにゃろぉ〜買ってきてねじゃねぇよ!もう家にいるんだよ!そう思いながらも出かける準備をする。グチグチ言ってても始まらないからな


『はぁ...』


今日何度目か分からないため息をつき、また家を出る。本当に今日は災難である。


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