ハロウィン収穫祭
新作のあのイカ娘のゲームやりてー!!
本体機探したけど全然なくて、追加生産が安定するまで我慢しようかとも考えてます...。2台欲しいしw
それと小説をスマホで書いてるんですが、設定とか諸々を忘れちゃうからやっぱりパソコン欲しい....リンゴマークのやつ。
この話は作者的にちょっとグロくしすぎたかな....って少し反省...場合によっては修正するかもしれません。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
どうも絶賛逃走中のパンドラ君です。
数百にも及ぶゴブリンから現在逃走している最中です。
なぜそうなったのか。運というには幸福だけではないのです....
数時間前
「ログイン」
さて!今日もゲームゲーム!
「フモフモ!」
「フモモ!おはよー^^朝のスキンシップだ!」
もふもふもふもふもふもふ。
あーこれで1日が終わりそう....
「おっといかんいかん。今日は次の階層に進む日だ!」
大いなる抱擁に泊まり、大満足のサービスをうけ大人になった気分だ。(何もありません。ただご飯を食べ、寝てログアウトしただけ)
なぜだろう!こんなに世界が変わるなんて!
服装を整え外に出る、女将さんに軽く挨拶と心の中でモンブランに合掌。
さて、まずはギルド!モンブラン!モンブラン!
受付にアリアの姿がない。
そしてテッサがこちらに気づいてる。
「えっとおはようございます。テッサさん。クエストを受けたいんですけど....」
すごく嫌そうな顔して視線を変える。
視線を追いかけると掲示板が。
「あそこにあるの。好きなの持ってきて。ランクは確認して。」
「はい!」
お!なんだろうツンデレの予感!?
ぐはぁ....その眼力!ご褒美です....
掲示板を見ると色々紙が貼られていた。
(ふむふむ...受注条件と討伐数。欲しいアイテム。なるほど....どれにしようかなー。)
悩んでいると掲示板の隣にある酒場での話し声が聞こえた。
「まさかあそこで出てくるとか思わねぇーだろ!?あいつどっから現れたんだよ!?」
「だよな。2層目のあの長い直線にはどこからも出てこれねえはずなんだよな...なのに挟まれた...どっかに沸くとこあったんかね?」
「あーデスペナうぜー早く登りてー」
「とりあえず市場行こうぜ。彫り出し物あるかもしんねぇし。」
酒場から2人のプレイヤーが出て行く。
(これはいいこと聞いた。何かあるかもしれない。注意しよう。)
一枚紙を取り受付に行くと、テッサに渡した。
「お願いします。」
「受け付けました。」
(これでよし)
ゆっくりと塔に向かう。これから起こること知らない歩調はどこかに楽しげだった。
水晶に触れる
最上層にいきますか?(現在:502層)
「はい」
身体が光、洞窟にいた。
「よし!みんなやるよ!フモモ。ラックを出しといて」
「フモフモ!」(フモモ)
「きゅぃー!」(ラック)
「わふぅー!」(ナイト)
洞窟を進んで行く。
程度に相手が出てくるがそこまで苦になっていない。
「うん!みんなの連携が良くなってる!」
ラックとナイトは上手く間合いをとり、回避をメインに立ち回る。隙ができ次第刀で攻撃。
新たな敵にも遭遇した。
レア度1ゴブリン
やっぱり人型の二足歩行なんだ。なんて思いながら無理なく倒してく。
今回のクエストはゴブリンの駆除。
時折間引かないと繁殖力が強いため爆発的に増えてしまうらしい。同じくオーガタイプも危ないとのことだった。
ゴブリンを10体討伐。意外に早く終わりそうだなと思いながら難なく遭遇しては倒してくいく。
「あ....」
そう気付いてしまった。
まえにある道が多分酒場のプレイヤーが言ってた罠がある場所だろう。
あの話を反芻してみたが、やはり隠し部屋というのが正解な気がする。
レベルが低いとしても挟まれるまで気づかないなんてことはありえない。
ここは慎重にいこう。
ゆっくりと進む。
「みんな。変なとこがあればすぐ教えて。」
すると「グゥゥゥ!!!!」
いきなりナイトが唸り始めた。
壁に向かって。
(ここかな?)
壁を押すと簡単に壊れた。
奥には広い部屋がある。
「おおおおお!隠し部屋じゃん!ということはお宝も!?」
部屋の一番奥には古い宝箱が置いてあった。
「やった!冒険といえばこれだ!」
ゆっくりと宝箱に近づいていく。
宝箱を開けると...
(あれ?なんもはいってない...)
ざわ..ざわ...
やば!やっちゃったかも...
ゆっくりと振り返ると
何もなかったはずの左右の壁からどんどんゴブリンが現れていた。
宝箱....罠...つまりここはモンスターハウス!
「ラックは一度フモモの中に!ナイトは<送還>!フモモ!「アリスの鎌」!」
「一気に突貫する!」
ゴブリンの群れは左右から出てるが真ん中はまだきていない!
判断はすぐに直感に従う。
走り出した身体は出口を目指す。
無数の敵。こちらが動き出したことにより、獲物を狩るためにゴブリンたちが動き出した。
〈予測眼〉により一体一体の動きが予測できる。進行方向の妨げになるゴブリンを先に潰しながら確実に進む。
攻撃は倒すのではなく、あくまでどこかを欠損させることに集中。一撃で倒せる保証はない。体力が持つかもわからないから多数戦に持ち込むこともだめ。
何としても出口へ!
確実に前へと進む。
<予測眼>に出てくる最後のゴブリンに切りつけ部屋を出ることができた。
(よし!このまま通路を右に戻れば!)
通路を出ると左からも大量のゴブリンが迫っていた。
すぐに走り出す。パンドラが出てきた部屋からも大量のゴブリンがパンドラを追いかけてくる。
「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
走って逃げた先に大量のゴブリンが待ち構えていた。
「くそぉぉぉx!!!!」
これこそ。これこそがダンジョンの洗礼。
舐めてた。ゲームだと。ゲームバランスを考えればありえないと。
ここは神話級。もっと難易度の高いダンジョンなんだ!
あとは一体でも多くゴブリンを倒して、スキル経験値をもらうくらいしかできない...
「初の死に戻りか...いやだな...」
すでにパンドラには諦め以外なかった。
『フモモが<スキルトレース>を使用しました。ラックの<幸運の証>をトレースしました。フモモが<変化>の解除を求めています。』
(フモモ?)
「解除」
フモモが元に戻る。
モフモフ
「ごめんな?俺が弱いから...ちゃんと<送還
>するから。」
「フモフモ!」
なんだろう?フモモが何か言ってる。
するとパンドラの手をフモモが食べた。
「ぎゃぁぁぁぁx!!!!ってあれ痛くない...。」
手に何かが当たる。
これは....ゆっくりと出す。
「.....かぼちゃ?」
なぜ??
『フモモのスキル<アリスの玩具>が使用されました。ランダムの結果魔導具<ハロウィン収穫祭>レア度9に決定。自動で魔導具が発動します。』
(待って!!!!待て待て待て!<アリスの玩具>!?!?これはやばすぎる!!災厄が!?)
カタカタカタ....
持ってたかぼちゃが少しずつ動き出す。
「ケタケタケタケタ!!!!
かぼちゃが歌う。
『魔導具発動を確認。発動により強制的に魔導具に異常状態が付与されます。〈敵味方判別不能><殺人衝動>発動ロックがかかりました。一定数を殺害するまで止まりません。』
これはやばすぎる!!!
「ふむふむ。今日のお相手はゴブリンですか..まぁいいでしょ。」
かぼちゃはくり抜かれ、顔が出来上がってる。
そして宙に浮いてしゃべるかぼちゃ。
不気味すぎる。
「とりあえず使用者の周囲の生存物を全て対象ですね。おおこれは他の通路にも生物が..これは人間ですね?楽しみ楽しみ!」
(どうすれば!どうすれば!)
回らない頭で思考が偏る。
「ゴブリンと人間含めても500といったところでしょう。だめですねー足りません。近くに人間の街ですか....これなら足りそうですね。全ていただけば良さそうですね。」
悪寒が走る。
(街....つまりあの街の住民を全て..全て手にかけるのか!!!!クッソ!これはゲームだぞ!なんでこんなことになってんだよ!何か!何かできないのか!)
「ではまず肩慣らしといきましょう。
パンパンパンプキン♪」
かぼちゃが歌う。
「最初はおメメ お口もいるよ〜
パンパンパンプキン♪
中身はぜーんぶ いーーーーーらない♪」
一番近くにいたゴブリンの頭が弾ける。
そして頭蓋骨だけが宙を舞う。
きつい....なんだこの状況!!!
ゲームだろ!!やばすぎる!!!!
どうにかしないと!!!
そこでついに福音が鳴る。
『<幸運>発動。〈敵味方判別不能><殺人衝動>の異常状態を回復させます。』
きた!!!!これぞ幸運!
『<抵抗>されました。』
うそ!!!
『召喚獣フモモから<幸運の証>を確認。<抵抗>破棄。異常状態が回復します。』
『魔導具所有者の敵対物のみに適応されます。』
「あらら。これは素晴らしい!ミラクルです!私の呪いがなくなりましたか。しかし魔導具は発動しております。マスターの意向を組むといたしましょう。ではではフィナーレです。ゴブリンの皆様良き<収穫祭>を。」
カボチャが優雅に一礼する。
と同時に全てのゴブリンの頭蓋骨が一斉に宙を舞う。
これが<ハロウィン収穫祭>
歓喜の宴。生きる喜び。
それを投げて表す。
そう。ハロウィンのくり抜きカボチャのように。ゴブリンの頭蓋骨が。
「ではではマスター。良きハロウィンを♪」
カボチャはそのままフモモの口の中に戻っていった。
総勢300体弱のゴブリンの討伐に成功。
呆然としたまま思った。
(倒したら光って、消えてくれよ...グロすぎる!)
一応前話に歌を使用してみました!
示唆させる感じで!
いつか伏線とか高等テク使いたいんですけど、今はとりあえずこれでw
余談ですが、これを書いてるときカボチャの笑い声をどうしようか悩んでる最中に甘いもの食べようって話になり
妻「なに食べる?チョコ?アイス?」
作「カボチャ!」
妻「はぁ?ってか嫌いじゃん。」
流れで言っちゃいました。