表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TOWER OF BAR  作者: BBO
4/14

ギルドで名峰に出会う

やってきました!城門前!

ワクワクドキドキだ!!


「おい!そこの冒険者!入るなら早くこっちに来い!」


お!なんか憲兵さんが呼んでます。


「はーい!すみません。えっとどうやったら入れますか?」

なるべくフレンドリーに行こう。だってNPCだもの。


「おう!ちょっと待ちな。初めてだよな?例の神の使いってやつで間違いないか?」


「神の使い??」


なんだろう初めて聞いた。


憲兵さんは少し驚いていたが、笑い出した。


「わはは!いややっぱりお前は神の使いだよ!一応流れで聞いてはいるんだが新参者はここにはこれねぇ!なんたって塔の500層だからな!通例ってやつよ!城門外から現れた新参者は等しく神の使いっていうお告げみたいなのがあったんだよ。これが手形だ!このまま真っ直ぐ進むと冒険者ギルドがある。そこの受付に手形を出せば登録完了だ!」


ふむふむこれは冒険者ギルドへの橋渡し的なわけか。


「わかった!ありがとう!」


憲兵から手形を受け取る。


「お前さんは小さいが何か成し遂げた男の目をしてる!お前さんがどっちを目指すのか気になるが、目指せ踏破だ!お前さんの活躍期待してるぜ!」


ふむ.....小さいは余計だ!実は触れてこなかったがコンプレックスである150センチしかない身長。大学生なのに小学生に間違われる童顔。くそう!ゲームなら変えれると思ったのに変更できない指定だったのだ。


髪色は銀髪にしたが間違えて長髪。

そしてファンシーな宝箱。はたから見ればぬいぐるみ。

女の子に見られてもおかしくはないが、さすがは憲兵。俺の滾る男気を感じ取ったか....


歩きながら街を観察する。結構でかいんだなーなんて感想を持ちながら騒がしい市場を抜ける。ネームバーが表示されるプレイヤーもちらほらいる様子。ふむやはり第一波組でよかった。いろいろ楽しそうではないか!


程なくして冒険者ギルドについた。


入らなきゃだけだよね....


主張しすぎているギルドの門構え。

左右に阿吽像の如くそびえるテッカテカのマッチョ像。ギルド3階建なのに同じサイズって.....なんで遠くの時点で確認しなかったんだろうか...不覚...


「すみません....」


恐る恐る入ると...


「うん。イメージ通り。よく見るギルドの形だ。」


外観だけで中身は通常RPGと変わらなかった。


「受付ってここでいいですか?」


そのまま真っ直ぐ進み綺麗な懐の深いお姉様に話しかける。決して胸のサイズで選んでませんよ?本当ですよ?なぜか寒気が....


「はい!こちらで合ってます。登録でお間違えないですか?」


おふ...揺れる揺れる。なんか寒気が!?違いますよ?見てませんよ?


「憲兵さんにこれを渡せと言われました。」


手形をカウンターに置く。


「はい。確認しました。では冒険者カードを発行します。お名前をお伺いしてよろしいですか?」


「パンドラといいます。」


「パンドラ様ですね。こちらの水晶に手を置いていただけますか?」

受付嬢が水晶をカウンターに出す。


「これは?」


「こちらは魔力波測定器です。こちらを使用してカードと連動されます。パンドラ様が倒したモンスターにはパンドラ様の魔力があてられます。倒した際に消えてしまいますが討伐記録としてカードに記載されるのです。その際魔力波パターンを読むこまないといけないので必要となります。」


「なるほど!要は凄い水晶ってことですね」

水晶に手を置く。


「クスクス。そうですね。はい。終了です。パンドラ様は《召喚師》なのですね。確認が取れました。」


おお!笑うたびにお山が!!!


「こちらがパンドラ様の冒険者カードとなります。ランクはG。色は白です。ランクは最高ランクからSSS(白銀)>SS(プラチナ)>S(ゴールド)>A(赤)>B(青)>C(黄)>D(鉄)>E(銅>F(白)>G(白)となっております。冒険者のランクC以上は<カラーズ>と呼ばれ一人前の証とされてます。」


ふむふむ....ちなみにお姉さんは?と聞きたい!ランクをいや!サイズを!


「ちなみに私はランク外でございます。」


わーお!?ワールドクラス!?


「受付嬢に冒険者ランクは必要ないので。」


ですよねー


「クスクス。やはり面白い方ですね!さて最後に塔。我々が目指すダンジョンですが、パンドラ様は主にどちらを目指される予定ですか?上なのか下なのか。下の場合は《アダム》への紹介状をお渡ししております。」


「一応上の予定なんですが、下も行ってみたいなーって思ってます。」


お姉さんは乳で頷く。

間違えた!お姉さんは頷いた。


「では必要があればお声がけください。お渡しさせていただきます。塔を登ることに関しては冒険者カードで大丈夫ですので。」


「親切にありがとうございます!」


「私の名前はアリアと申します。パンドラ様がよろしければ何か所用の際は私のところまで。」


やったー!これで巨乳受付嬢ゲッチュ!

ふへへへ!揺らしに揺らしまくるぜ!!


は!?悪寒が!?


「あらあら。すみません。こちらはテッサ。私と同じ受付です。」


見てみるとちまいお姉さんがいた。

何がちまいかは言いません。


睨まれた!?


「テッサはなぜか私のとこに来る冒険者さんを睨むんです...ごめんなさいね?悪気はないから...」


あああアリア謝らないで〜と言いたいが制服の端から谷間が!!!!!!もうちょいもうちょいで!?ぞわ!?


テッサさんに睨まれてました。

あれで人を殺せそう.....


「アリアさん!テッサさん!これからよろしくお願いします!」


うん!挨拶大事!だってNPCだから。

ほのぼのと会話してると....


バン!!!!!!!!


ギルドの入り口から勢いよくガタイのいい男が入ってきた。


「おい!どういうことだ!フィールドボス倒されてんじゃねーかよ!こんな序盤に倒せる敵じゃねぇって言ったのはおめーらだよな!

ボーナスもらい損ねたじゃねえか!」


すごい剣幕で受付までやってくる。

へー誰かフィールドボス倒したんだ。始まってすぐなのにすごすぎでしょ。PS(プレイヤースキル)がやばいのかな?


大男は受付奥のお姉さんに絡んでいた。

理不尽なことをまくしたて騒ぎまくってる。


「パンドラ様少々失礼します。」


そう一瞥するとアリアさんとテッサさんは絡まれてる受付嬢のとこへ行く。

穏便に収まるといいなーなんて思いつつ事態見守る。


「おめーらが悪いだろがよ!!とりあえずあれだ謝罪しろよ。いやちげえなそこのお前。いい体してんじゃねえか。ここはゲームだからな別に何してもいいわけだしとりあえず脱げよ。もしくは宿屋でってのもありだぜ?」


男が気持ち悪い顔でアリアさんの胸をみる。


おいこらまて。それは俺の乳だ。


「ねえねえ。そこの人さっきから聞いてたけどフィールドボス倒されたのってさっきのやつだよね?」


さすがにこれは横暴すぎるからな少しは助け舟を....


「あんん!?誰だクソガキ。おめーもプレイヤーか。なら聞いただろう!こんな序盤にフィールドボスが倒せるわけねぇんだよ!俺様以外にな!俺こそが最強の名をほしいままにするキラーリ様だ!」


その体格でキラーリ....ぷぷ...笑っちゃいけないのはわかるがギルドにいるプレイヤーさんたちも笑ってる。


「笑ってんじゃねーよ!まじ誰だよ!俺の獲物であるフォレストビッグモンキー倒したやつはよ!!!!」


???

フォレストビッグモンキー??


ふとなぜかアリアさんと目が合った。

微笑んで軽く頷く。乳が揺れる。

テッサさんに睨まれる。


俺じゃんんんんん!

これはあれだアリアさんたちを守ってことなきを得よう。だって俺のせいだもの。


「頭といいコントラストですね。えっとツルツルのキラーリさん。」


「あん!?!?!今なんつった??」

青筋を立てるキラーリさん


「褒めたんですよ!いい二つ名ですよ!かっこいいなーって!ツルツルのキラーリさん!」

無邪気に言い放つ。


「おめぇきたばっかだよな?なのにその態度ふざけてんのか!?こっちはβテスターだぞ!なめた真似すんじゃねーよ!とりあえずどうせしょぼいだろうが持ってるもん全部置いてとっとと消えろ」

キラーリはそのまま受付嬢を向く。


「はぁ...めんどくさいな。キラーリさん同じこと返しますね?持ってものしょぼいんでしょうが全部置いてとっとと帰ってください。」

キラーリは顔を真っ赤にしてこちらを向いた。


「言っとくが俺は〈カラーズ〉だぞ?色なしのくせに舐めたまねしやがって!!!」


『プレイヤーキラーリからPVPを申し込まれています。ルールは全損。敗者はすべての所有物を勝者に譲渡する。』


受けるしかないよね。

〈はい〉っと。


『PVPが受理されました。スキル使用を許可します。建物や人は破損不可となっております。では始めてください。』


「おめぇバカだろ!!お子ちゃまにはPVPなんざできねだろうが!お前は見たところ戦士だろ?可哀想に相性が悪いぜ!俺は重戦士!しかも獲物は大盾だ!ボッコボコにしてやるからな。」


キラーリはすでに勝ったような口ぶり。


ギルドにいたプレイヤーたちもこれは無理だろうっとヒソヒソ話してる。

ふむ。さすがにアリアさんたちへの態度はやはり解せん!あの乳は俺のものなのだ!


「じゃあ本気で行きますね?」

キラーリに伝える。


「来いよクソガキ!お前のひ弱な刀折って顔もボコボコにしてやるよ!」


キラーリは盾を出し、こちらに突進してくる。〈予測眼〉で見ても避けた先に追いかけてくるみたいだ。あの大盾だと視界悪いだろうに。


「フモモ。やろうか。〈アリアの鎌〉」


ぶんっっっ!鎌を大盾に一閃する。


『<幸運>発動。クリティカル確定攻撃となります。〈切断術〉発動。クリティカル攻撃の際相手の防具を切ることができる。<鎌術>発動。派生スキル【確殺】を使用します。<幸運>の効果により【確殺】確定攻撃となります。』


振り抜いた鎌はすでにフモモに戻してる。


なぜか....それは....


『キラーリ様の全損のため勝者パンドラ様。』


これで俺の乳は守られた。

キラーリはプレイヤー登録時の打ち間違いが原因。実際はキラーにしたかったそうです。一応設定ですw


いやーもう眠いw

最後もう船漕いでました。


変なとこあれば後で書き直します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ