プロローグ
私は目を覚まして周りを見渡す
ここは・・・・どこ?
地上なのは分かるけど日本じゃなかったらどうしよう
この地上も嵐に巻き込まれてるみたい
早く飛んで皆と会わなきゃ
・・・・あれ?羽が・・・・片方ない・・・・
そんな馬鹿な!片方しかない!
これじゃあ羽を無くした天使という
なんか聞いたことのあるネーミングになってしまう!
私はおろおろしながらそこら辺をうろうろする
すると
「あれ~?あなたこんな嵐のなかなんで傘ささないの?」
卵色の長い綺麗な髪の女の子が私に傘をさして現れた
「風邪ひいちゃうよ~?私が送ってあげる~♪」
そんなこといって私に手をさしのべてくる
さすがの私もビックリしながら手を掴むと引っ張ってくれる。
そしてなんとおんぶをしてくれる。
私はそんな懐かしい暖かさを感じながらいると
「あなたお名前は~?あ、私は六道美和子っていうんだ♪」
「私は・・・・瑠華です・・・・」
「あなたのその羽とかは後で聞くから、今は休めば?」
「はい・・・・そう・・・・します・・・・」
「寝ちゃったか・・・・さてと。」
美和子はそう呟いてから、青紫の目を黒色に変える
「竜達。私達を誘って。」
そう言うと様々なドラゴンがででくる。
それをみて美和子はクスりと笑ったのだった
「ううっ・・・・」
目を覚ますと木彫りのような天井が見えた。
「あ!起きた~?歩いてる途中さ、こんな家が見つかったから、嵐が止むまで待とうかなって」
湯気を出している暑そうなコーヒーを飲みながら美和子さんが振り向いた
それどこで仕入れたんだろうと思っていたら
「さて♪あなたのお話。聞かせてくれる?」
「その前に。ここがどんな所か教えてくれますか?」
お話が聞けないのが嫌だったのかムムっという顔をしてから
仕方ないな~という感じで人差し指をたてた
「ここは一番治安が悪い所。殺し屋だったり妖怪だったりめっちゃいるよ」
「日本ですよね?」
「日本?よくわかんないけどそうなんじゃない?」
あれ?この時代は日本とか言わないのかな?それとも別の場所?
でも日本語流暢だし・・・・そういえば
「あなた何歳ですか?」
「17」
まさかの同い年!?見た目は完全に13歳くらいなのに!
そんなこと言ったら怒られそうなので心に止めておこう。
「嵐収まったか見てきてくれない?」
「へっ?りょ、了解です!」
私はそう言ってドアを開けると目の前には
「あ?なんだお前?」
「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男の人だった
なんか六道がいる笑笑




