恐怖の体育祭②
第八話ライフカードをください切実に②
無事学園に入場できました〜人が多いいなぁ流石マンモス校?だな、生徒が多いから招待されている人やチケットをGETして入場してきた人がいっぱいいる。
離れ離れにならないよう気をつけなきゃな
「ユッキー&楼奈たーん」
あ、奴の声が聞こえる
ザックザックズサー
「ハァハァヤッホーおはよう二人ともあなた達のアイドル真理亜ちゃんだよ」
「朝から元気だねご苦労さん」
「…」
奴の名前は大和真理亜。
うちと同じで腐女子でこの学園の体育祭のチケットを物凄く欲しがった目的は言わなくても分かると思われるが…
ゲームではクラスのムードメーカーでテンションが高くアダ名はエアークラッシャー、本人はAKYであると豪語している。
ゲームの主人公には自分から関わって行き主人公が学校に早く慣れるようイベントを企画したり遊びに連れ出したりしていた、それからいつの間にか恋が生まれ恋には奥手らしく自分からアピールしたりボディタッチを激しくしたりなどはの行為は一切しないので主人公がガンガン攻めていき最後には真理亜ちゃんから例のアイテムを渡されてハッピーエンドになる、最後に彼女の趣味を誤魔化しながら説明しそれでもいいか?と確認が入るがどんな趣味を持っていたかはゲームでは最後まで分からなかったがこちらに転生し腐女子であることを知った。
うちも腐女子だったのでその話題には多いに盛り上がっている、オススメなどを紹介しあったりして交流を深めている。
見た目は大和撫子なのだかいったん話し出すと見た目とのギャップに驚いてしまう。
「ユッキー今日は本当にありがとう♪」
「いえいえ〜今日は楽しまなきゃね」
「うふふ〜生だよ生‼︎キャーたぎるわァ〜」
「…うるさい」
「あはは…真理亜は少し落ち着け周りの目が痛い」
わぁただでさえ楼奈ちゃんと性格に難あり?だか大和撫子のような真理亜が揃っている上真理亜が騒いでいるから周りが注目していて視線が痛い〜なんで美少女のなかに平凡がいるんだよ系の目線が痛い〜
平凡がいて悪かったな‼︎←八つ当たり
「おっと、ごめんごめん興奮しちゃった夢にまで見た光景が生で見れるんだもん興奮しちゃうね」
「…自重」
あらあら〜毎度のことながら楼奈ちゃん騒ぎすぎると冷たい視線を送るねぇ
「楼奈たん酷い…では気持ちを切り替えてユッキーの従兄弟に会いに行こうよ」
「そうだね、でもまだ始まってないから始まやるまで場所取りしとこう?」
「アイアイサー」
「うん…」
もう少しで開会式が始まりそうだからメール送って待ち合わせ場所に先に行っとこうかな?すれ違いになるのは嫌だし無駄に体力使いたくないしね〜
********************
ピロピロリーンダラーン
あ、雪姉からメールが来た…ふむふむ
了解っと開会式終わったら彼処に移動しないとね、面倒な奴に見つかる前に…
「ふふふ、龍たん何処行くのかなぁ?」
見つかった面倒な奴に見つかった
あちゃー前から雪姉に会いたいってしつこかったけど来てるって分かったら会いたいって煩いんだろうな
「開会式終わったら知り合いに会いに行くだけだよ新一」
「新一じゃなくて新ちゃんって可愛らしく呼んでよー怒っちゃうぞ」
「新ちゃんキモい」
「ひど〜い、で誰にあうの?彼女かなぁ?」
「ちがうよ。あ!開会式が始まるからじゃあね〜」
「あ!待ってよ」
彼の名前は呉羽新一俗に言うチワワ男子である。
そして隠れ腐男子である、出会いは入学式で生徒会を見たときにポツリ王道生徒会と呟いてしまい丁度隣の席に座っていた彼が聞き同類だと思ったらしくクラスに戻った時にさっきの呟きは何かと聞かれあまりの気迫にポロリと雪姉が腐女子であることを言ってしまいそれから会いたい攻撃である。
ごめん雪姉めんどくさいことになりそう。
********************
うろうろうろ
「…ロック落ち着け」
「どうしよう雪菜ちゃんから連絡がこないよ純哉」
「しょうがない、そんなに心配なら開会式が終わったら一回連絡してみろ」
「会長様、書記様開会式が始まりますが大丈夫でしょうか?」
「ああ、大丈夫だ行くぞロック」
「あ、うん」
大丈夫かな雪菜ちゃんこんな事なら誘った時一緒にデートにも誘ってチケット渡せば良かった…もう俺の馬鹿せっかく雪菜ちゃんを誘えて少しは仲良くなれそうだったのに…
体育祭が終わったらデート誘ってみようかな
てれてれ
さ!開会式をさっさと済ませちゃいますか
…会長の名前が下の名前しかでなかったあれ〜?((((;゜Д゜)))))))
六さん心配症?疑惑
感想お待ちしております