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Sense And Madness Online  作者: 一二 三四五
◆第一章
12/50

――『動物の森』 東の森


 『動物の森』とは、『アガレス』から西へ30分歩いた所にあるダンジョンだ。ただまあ、俺はAGIが高いから20分ほどで来れたが。

 今は14時30分。辺りは昼食後なので人で溢れている。おそらく、近くにいるモンスターは狩り尽されているだろう。


 『動物の森』は入口付近なら野兎や大ネズミといった、弱い動物モンスターが出るが、奥に行けば虎や熊等の強い動物モンスターもいるので、序盤の狩場にぴったりなダンジョンだ。そしてその奥の奥には『魔獣の森』と呼ばれるダンジョンに繋がる道がある。

 『魔獣の森』では、グリフォンやレッドウルフ等の高レベルモンスターが出る。その強さは虎や熊より数段強く、うっかり迷ってしまったら、すぐに復活ポイント送りとなる。とWikiに書いてあった。


 俺は公式掲示板を開き、さっき貼った募集に誰か応募してくれてるかどうか確認する。


――――――――――


191 名前:TATARI

【職業】格闘家Lv1

【性別】男

【ステータス】HP:1600/SP:755/MP:755

       STR:110/VIT:75/TGH:75/DEX:75

       INT:75/MND:75/LUK:75/AGI:170

【センス】無刀流、魔法少女、釣りLv1、料理Lv1、投擲Lv1、拳Lv2、軽装備Lv2

【希望】優しく教えてくれる方

【コメント】初心者で格闘家ですが、無刀流と魔法少女でHP以外の全ステータス5倍になってます。


192 名前:不死アナさん

>>191

>【性別】男

>【センス】魔法少女

これってどうなんの?


もしおにゃのこだったら強いし大歓迎です。


193 名前:OIL

>>192

cβではステータスが変わるだけで変化無し。魔法男子でした。

それとステータスを/5するとステ振り間違えてる地雷と分かる。

それに初期杖+杖Lv1+INT58振り>INT75なんでそっち探した方がいい


194 名前:不死アナさん

>>193

ありがとん


初心者ガチムチ魔法闘士♂に優しく教えてくれる人っているの?


195 名前:HackYou

お断りします


196 名前:GIGANT

俺がいるぞ

>>191

平原で変身シーン見せてもらったし、16時までに動物の森奥地に来れたらPT入れますよ


197 名前:不死アナさん

初心者格闘家に奥地勧めるとかGIGANTさんマジパネェっす


しかも覗きッスかwwwwww


198 名前:GIGANT

覗きじゃねえよ、ちゃんと本人に承諾取ったわwwwww


199 名前:AKAMA

>>198

なにそれこわい


【職業】マジシャンLv1

【性別】男

【ステータス】HP:1550/SP:155/MP:164

       STR:11/VIT:11/TGH:11/DEX:11

       INT:63/MND:11/LUK:11/AGI:11

【センス】杖Lv3、軽装備Lv1、マナLv2

【希望】前衛2人募集

【コメント】友達の僧侶といるので回復できます!



200 名前:不死アナさん

>>199

戦士Lv3、槍Lv3、重装備Lv5、スタミナLv2行きます


――――――――――


 cβでは、魔法少女は変身シーンも変化も無かったのか。それと名前に日本語対応してたんだな。知り合いが全員半角英字だったから気付かなかった。

 今の時刻は14時40分。後1時間と20分までに奥地に到着しないと、せっかくの機会が無くなってしまう。それにこの様子だと、これを逃したらもう無いだろう。完全に地雷認定されている。


「それにしても、ガチムチ魔法闘士♂ってどういう事だよ……。これが渾名になったら洒落にもならない、絶対に阻止しないとな。しかし、今から奥地に向かわないと間に合わなくなってしまいそうだし……くっ究極の選択だな」


 そう考えている内にも時間は進んでいる。迷ってる暇は無い。訂正は後でするとして、今は急いで奥地までたどり着かなきゃならない。

 幸いにも辺りに人はいない。魔法少女に変身して、急いで森を駆け抜ければきっと1時間で着けるだろう。


 『魔法少女変身』で変身を開始する。前回と同じように、俺の体は青い光に包まれ縮んでいく。

 やっぱりこれは恥ずかしい。何度やっても慣れる事は無いだろう。というか慣れてしまったら色んな意味で終わりだと思う。


 光がおさまり、光の中から魔法少女になった俺が現れる。そういえば色々青いけど、水属性が得意だったりするのだろうか。

 後で『スキル』を確認しておこう。今は、急いで動物の森の奥地に向かわなければならない。

 俺は森に向かって駆け出した。

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